広告代理店勤務の桜井和明(さくらいかずあき)は、歳の離れた美大生・水川蓉一(みながわよういち)と両想いに。
しかし桜井は、まだ蓉一に転勤の話を打ち明けていなくて――!?
2018年に実写映画化となった日高ショーコの大人気シリーズ、第四巻!!
著者 | 日高ショーコ |
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レーベル | バーズコミックス ルチルコレクション |
出版社 | 幻冬舎コミックス |
試し読みあり
下記よりネタバレあり。ご注意ください。
全体評価
物語 | |
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絵柄 | |
助平 |
カップリング
遅れてきた春に戸惑う中年・桜井和明×浮世離れした美大生・水川蓉一
ネタバレ感想
『花は咲くか(3巻)【ネタバレ感想】日高ショーコ』はコチラからどうぞ。

『第20話』待ち続ける蓉一
前話の約束の通り後日、桜井(さくらい)の自宅マンションに行った蓉一(よういち)。しかし桜井は激務のため不在。
桜井からもらった合鍵でしばらく中で待っていたものの、会えない寂しさが募って蓉一は家に帰ります。
そんな日が続き、毎日下宿先と大学で蓉一と顔を合わせている藤本(ふじもと)にチャンス到来!以前よりずっと感情を出すようになった蓉一と距離が縮まります。
それでも桜井を想い続ける蓉一でしたが、人づてで“桜井が関西に転勤になる”という話を耳にして…。大ショック。
『第21話』ウジウジモードな桜井
あれから一週間経っても桜井から転勤について話をされない蓉一。仕事が忙しいのは分かってはいるものの、なんで何も話してくれないのかグルグル迷走します。
そんないたたまれない蓉一の様子を見た藤本は、桜井と恋のバトル再開。蓉一に何も話さない桜井に一発喝を入れます。
そして藤本に尻を叩かれてようやく蓉一に「三年間、大阪に転勤になった」と正式な辞令を伝えた桜井。しかしウジウジモードな桜井に、ついに堪忍袋の緒が切れた蓉一。
「自分勝手な桜井さんについていけない」と激オコプンプン丸になります。
『第22話』桜井の気持ちに寄り添う蓉一
こうして蓉一に激怒され“自称大人”の桜井は途中で逃亡(笑)蓉一を子供扱いして、これ以上こじれる前にその場を去ります。
しかし数日経っても蓉一は悩んだまま。藤本に洋服をプレゼントされても、またしても頭の中は桜井でいっぱいです。
そうして真剣に考えているうちに“転勤のことを話さなかったのは桜井さんの性格か…”と、答えが出た蓉一。桜井の気持ちになって考えてみます。
『第23話』藤本、完全敗北
桜井と会えない日が続く中、蓉一は藤本と共同で大学の課題に取り組みます。するとその課題の絵を見た教授から「もう亡くなった父親の影を追っていないね」と言われた蓉一。
どうやら桜井と出会って蓉一が良い方向に変わったようです。そして夜、蓉一と藤本は揃って下宿先に帰宅。
すると途中で、以前よりぐっと藤本に心を許すようになった蓉一に“最後ワンチャンいけるか!?”賭けに出た藤本!強引に蓉一にキッスしようと迫ります。
でも蓉一からきっぱりNoを突き付けられ…。「いつの間にか、桜井さんを好きな蓉一を好きになってた」と、藤本は本気の恋を諦めます。
一方 桜井は蓉一に対して言葉足らずだったことを反省。今度蓉一に謝ろうと思って自宅マンション帰っていたところ、マンション前に蓉一が待っていて――!!
「ごめんな」と、桜井は蓉一を抱きしめます。
『第24話』ようこそホモの世界へ
蓉一と自宅マンションに帰った桜井は「今日は俺の家に泊まれ」と、蓉一を帰さない気まんまん。
蓉一が風呂に入っている隙に、前から用意しておいた“男同士が愛し合うためのグッズ”を用意(笑)でも元はノンケの桜井、ちょっと躊躇しています。
でも、風呂あがりの蓉一の姿を見たらそんな迷いは吹っ飛び――!!ようこそホモの世界へ。
『第25話』蓉一の替えのパンティがついに必要に!!
こうして、元ノンケの桜井×何もかも初めての蓉一のイチャラブスタート!!
恥ずかしさに震える蓉一に、大人の余裕でリードする桜井。必死で合わせてくる蓉一への愛しさに「好きだ」コールが止まりません。
そして無事Bまで達成したふたり(本日はここまで)。幸せの余韻で身内の話をするうちに「俺の親が亡くなったのは自殺かもしれません」と、桜井に長年の悩みを告白した蓉一…。
『鼠たちの住処』
蓉一の家(下宿先)で暮らす、蓉一のイトコたちのお話。多感な時期の子供は鼠と同じで、敏感に大人の様子を伺っています。
『あとがき』
3巻での宣言通り、蓉一が替えのパンティを必要とするシーンを入れていただいて本当にありがとうございます。土下座が止まりません。
まとめ
「ヲイ、涙拭けよ藤本…」と言いたくなる4巻(笑)むしろ藤本がいなかったら、桜井と蓉一はくっついてないと思われます。
そして!ついにBまでやっちゃった桜井と蓉一!!初心な蓉一が攻められてる姿は、例えるなら花びらをむしられてるタンポポのよう(?)
なんとも背徳的で、悪い大人はニヤついてしまいます(笑)
試し読みあり