育郎(いくろう)は腹違いの兄・蘭蔵(らんぞう)の代行として、當間(とうま)家の当主として尽力する。
しかし家のため妻・さち子を娶ったものの、使用人の深山典彦(ふかやまのりひこ)との情事にのめり込み――。
著者 | 彩景でりこ |
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レーベル | on BLUE comics |
出版社 | 祥伝社 |
試し読みあり
下記よりネタバレあり。ご注意ください。
全体評価
物語 | |
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絵柄 | |
助平 |
カップリング
闇深使用人・深山典彦×美麗御曹司・當間育郎
ネタバレ感想
『蟷螂の檻(2巻)【ネタバレ感想】彩景でりこ』はコチラからどうぞ。

『第11話 みたす』飼い馴らされる育郎
『第10話』の終わりに暴徒に襲われた蘭蔵(らんぞう)。世話係の健一(けんいち)が助けに入りますが、勢い余ってコロしてしまいます。
と、そんな最悪なタイミングで典彦(のりひこ)登場。健一を警察に突き出すでもなく「埋めてしまいましょう」と、コンビニに行くノリで死体を処理します。
――後日、若き当主として忙しく働く育郎(いくろう)の傍らに、何食わぬ顔で寄り添う典彦。『第10話』で尻処女を卒業して、カラダが火照ったままの育郎のために宿を手配します。
そして典彦に“愛している”という言葉を掛けられ、また素直に抱かれる育郎。しかし気持ちよくなっている最中「蘭蔵さんを始末するのを失敗しました」と、典彦から衝撃の発言が!!
すぐさま「冗談です」と典彦に誤魔化されたものの、疑惑が残る育郎。それでも典彦に愛されていることが心地よくて情事にふけります。
『第12話 蔽う』育郎メス堕ちまで5秒前
暴徒をコロしてしまってから悪夢にうなされる健一。同時に、暴徒に乱暴されかけていた蘭蔵をさらにヤラシイ目で見るようになります。
そんなある日、典彦の衝撃発言が気になった育郎が蘭蔵のいる屋敷の離れを訪ねてきます。健一は様子がおかしい育郎を見て、蘭蔵に暴徒を差し向けた犯人を育郎だと勘違い。
育郎の胸ぐらを掴んで責め立てますが、蘭蔵と典彦が止めに入ります。結局、健一も育郎も真相が掴めず戦いは終了。
そして疑惑が拭いきれないでいる育郎をお持ち帰りした典彦。愛の言葉を囁き、育郎の頭をカラッポにさせるために連日抱き潰します。
『第13話 不義と悖徳』メス堕ちからの、服従コース
典彦との情事が続き、その後ろめたさから妻・さち子を避けるようになった育郎。そして全身全霊で典彦を慕う育郎は、ついにメス堕ち!
典彦専用器となってところかまわず合体します。でも無意識に“救われたい”と願う気持ちから、蘭蔵の暮らす離れまで来てしまった育郎。
追ってきた典彦に、さち子を抱けず跡取りを残せない自分の弱さを吐露します。それを聴いた典彦はまた育郎を抱きながら、愛の力で育郎を服従させ――。
「さち子様と寝ていただけますか」と、典彦は育郎にサイコパス発言をかまします。
『第14話 夫婦』自分以外許さない典彦
ホモで妻が抱けない育郎に残酷な命令をした典彦。「すべては育郎様のため」と嘘を付き、完全にメス化した育郎をオスに戻そうとします。
典彦に背中を押され育郎もやっと意を決し、さち子とベッドインしますが…。骨の髄までホモなので女体に触れるだけでリバース(笑)
ところが取り乱す育郎を見たさち子は哀れに思い、優しく育郎をなだめます。するとこの一件でカラダの関係はないにしろ、夫婦として絆が深まった育郎とさち子。
翌日、育郎は嬉しそうにその事を典彦に話します。――が!!育郎の心のよりどころがさち子に傾いてしまったことに、内心激高する典彦なのでした。
『第15話 沈む』サイコパス典彦、引かれる
とある接待の会食で、取引先のスケベジジィに言いがかりを付けられた育郎。お詫びにカラダを要求されます。
育郎は当主として断ることもできずそれに従い、あれよあれよという間にスケベジジィのおもちゃに。典彦はというと、傍で見守りながら壊れていく育郎に満足げ。
しかも用意周到にその場にさち子を呼びつけ、育郎との信頼関係を破壊。育郎がさも好きで男に抱かれているように典彦はうそぶきます。
そしてやっとスケベジジィへのお詫びタイムが終わり、ドロドロになって解放された育郎。しかし典彦から「あなたの全ての感情を独占したかった」と、スケベジジィを差し向けたのは自分だと衝撃の告白をされます!
も~さすがに典彦のサイコパス具合について行けないと思った育郎。それでも典彦に自己満のお清めセクースを強要され、強引に抱かれてしまいます。
まとめ
育郎がいつの間にか、切羽詰まったら吐いてしまうリバース芸人になっているのは置いといて(笑)
いよいよエゲツナイ行為がバレはじめたサイコパス典彦。これはサイコパスなりの愛なのか、そうではないのか!?凡人には理解できません。
試し読みあり