著者 | 彩景でりこ |
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レーベル | on BLUE comics |
出版社 | 祥伝社 |
試し読みあり
下記よりネタバレあり。ご注意ください。
全体評価
物語 | |
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絵柄 | |
助平 |
カップリング
闇深使用人・深山典彦×美麗御曹司・當間育郎
ネタバレ感想
『蟷螂の檻(1巻)【ネタバレ感想】彩景でりこ』はコチラからどうぞ。

『第6話 飯田行成』=好奇心旺盛な同級生
育郎(いくろう)が大学生の頃のお話。根暗な育郎はそこで、飯田行成(いいだゆきなり)というノリの良い同級生と出会います。
最初こそ能面ずらだった育郎も、明るい飯田と遊びまわっているうちに和やかムードに。この時だけは実家のドロドロした過去を忘れられます。
ところが飯田が遊び半分で育郎を風俗に連れて行ったもんだから、隠れホモの育郎は激しく動揺!結局、女を抱けなかった育郎を飯田は家に誘います。
すると酒のせいもあって飯田に心を許した育郎。寝ている飯田をオカズに、自家発電シコシコタイムスタート。
しかし派手にやりすぎたのか飯田が起きてしまい、飯田がフォローする前に育郎は「ごめんなさい」を連発。
飯田は「こりゃ過去に何かあるな」と思いつつも、真相が掴めないまま育郎が実家に帰ってしまい…。疎遠に。
『第7話 松川さち子』=ホモ屋敷に放り込まれた新妻
そして育郎は『第1話』の父親の急逝によって大学を中退し、當間(とうま)家のために見合い結婚。――現在に繋がります。
妻のさち子は、跡取りとして懸命に働く育郎のために育郎の子を産みたいと願うように。でも隠れホモの育郎にはぐらかされて、一度も夫婦の営みがありません。
哀しみにくれるさち子を尻目に、育郎は事あるごとに典彦(のりひこ)に触ってほしいと懇願。さち子の目を盗んでホモい行為に明け暮れます。
そんな日が続くなか、典彦がさち子に“當間家のヒミツ”を話し始めます。
『第8話 當間』罪
そのヒミツとは『第1話』で急逝した父親の遺言。①蘭蔵(&蘭蔵の子)が財産の全てを相続すること。
②育郎(&育郎の子)は蘭蔵のただの代理人であり、財産は相続できない。というもの。
驚愕したさち子は典彦に連れられ、蘭蔵に会いに屋敷の離れへ。するとサイコパス典彦が、蘭蔵とさち子の子づくりを進めてきます!!
しかしさち子に「触らないで」と言われた蘭蔵は動揺して逃走。幼い頃、蘭蔵は育郎の母に首を絞められた過去をフラッシュバックしたようです。
そして蘭蔵が飛び出した先で、偶然育郎とぶつかってしまい…。育郎は蘭蔵に触れてしまったことで心が乱れ、父の亡霊に誘われるように蘭蔵が囲われていた座敷牢に向かいます。
『第9話 育郎と蘭蔵』育郎の呪縛
座敷牢でショタ時代を回想する育郎。父の関心はいつも蘭蔵にあり、育郎と蘭蔵を手に掛けた母には見向きもしません。
でも父の愛を求めていたショタ育郎にこの仕打ちはあまりに辛く、典彦を父のように慕うようになります。
そして日増しに蘭蔵への憎悪が積もっていった中学生の育郎、座敷牢の蘭蔵にカチコミに。しかし速攻で父に見つかり、逆に叩きのめされます。
――という苦い思い出を振り返る育郎は、情緒不安定になりリバース。様子を見に来た典彦に「蘭蔵をコロしたい」と胸の内をさらけ出します。
すると典彦がいきなりキッスしてきて…「あなたの縋る相手は、私だけであればいい」と、育郎の涙を拭います。
『第10話 縋る』濃密エ●シーンきた!!
慰めるように典彦にキスされてトロトロになった育郎。改めて典彦に求められて嬉しい反面、一線を越えて良いのか迷います。
これまで典彦とはBまでならしたことはあってもCまでは経験がなかったからです。でも典彦の優しさに絆されてしまった育郎、典彦の愛撫を受け入れます。
そして完璧に典彦のカタチを憶えさせられた育郎の尻。もう典彦じゃなきゃらめぇ状態に落とされてしまい、尻処女を卒業します。
まとめ
2巻の典彦はサイコパス度低めで、受け弱愛の執着攻めのようです。このまま育郎とラブラブエンドになってくれればいいですが…。
ど~もまたドロドロしそうな雰囲気が…!!にしても、昭和&座敷牢&スーツの美麗男子って…。こんな美味しいシチュエーションありですか!?
試し読みあり