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親愛なるジーンへ(1巻)【ネタバレ感想】吾妻香夜

親愛なるジーンへ【ネタバレ感想】吾妻香夜
あらすじ

1973年、アメリカNYで弁護士として働くトレヴァー=エドワーズ。どこか周囲と一線を引く彼は、ある日仕事の書類を紛失してしまう。
もう見つからないと諦めていたとき、元アーミッシュの青年ジーン=ウォーカーがわざわざ届けに来てくれて――!?

 

著者 吾妻香夜
レーベル ショコラコミックス
出版社 心交社

試し読みあり

 

下記よりネタバレあり。ご注意ください。

全体評価

物語
絵柄
助平

カップリング

堅物弁護士・トレヴァー=エドワーズ×元アーミッシュの青年・ジーン=ウォーカー

ネタバレ感想

今回は下記『ラムスプリンガの情景』で、故郷を捨てたダニーの兄・ジーンのお話です。

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『第1話』拾われたジーン

時は1992年。アメリカNYで弁護士をしているトレヴァーの家に、表紙の青年とは別の“ジーン”が遊びにやってきます。
このジーンという少年、トレヴァーの甥っ子らしく夏休みの間だけ居候中。そして任された書斎の掃除をしていたとき、偶然トレヴァーの昔の日記を見つけます。
そこに挟まっている自分と同じ名前の“ジーン”という青年の写真を見つけるや、ジーンはその日記を読み始めます―――。
―――遡ること1973年、堅物弁護士として卒なく仕事をこなすトレヴァー。しかしあるとき、仕事の重要書類を紛失してしまいます。
途方に暮れていたところ、ホームレスのような恰好をした青年・ジーン=ウォーカーがその書類をわざわざ届けに!!しかも寒い冬の中探し回って!!
お礼にトレヴァーは、無職住所不定のジーンをハウスキーパーとして家に招き入れることに。その夜、久々に暖かいベッドで寝たジーンは懐かしい故郷を思い出し眠りにつきます。

『第2話』賢いジーン

ハウスキーパーになって4ヵ月、その呑み込みの早さから瞬く間に都会の暮らしを覚えていくジーン。トレヴァーもべた褒めするほど。
…しかし知識を蓄えすぎることは故郷であるアーミッシュの村では“悪”とされていて、幼い頃抑制されていたことを思い出すジーン。
一方トレヴァーも、健気で賢いジーンをハウスキーパー以上の存在に思っています。こりゃ内心ハァハァしてますよ(黙れ)
そんなある日、トレヴァーはジーンの待つ家にルンルンで帰宅すると、そこには初めてのロマンス小説に興奮して自家発電してるジーンの姿が!!

BL式部
BL式部
ちなみに小説のラブシーンをトレヴァーと自分とで妄想していたジーン。グフ

いままで聖書しか読むことを許されなかったジーンは謝り倒しますが、トレヴァーは「恥ずべきことじゃないよ」と慰めます。
ここでようやく自分がアーミッシュ出身であることを打ち明けるジーン。しかし“ラムスプリンガの最後の決断”で故郷を捨てたジーンに「故郷を恋しがっている」と、痛いところを突くトレヴァー。
翌日、ギクシャクしたままトレヴァーを仕事に見送ったあとハウスキーパー最後の仕事として、書斎の片付けに取り掛かるジーン。でもすでに整理整頓済み!
代わりにトレヴァーからの手紙が置いてあり「昨日はすまなかった」という言葉と、本好きのジーンのために「書斎の本をプレゼント」というサプライズが!!
感動したジーンはトレヴァーが帰って来るや胸にダイブします。

『第3話』自分を騙すトレヴァー

トレヴァーはジーンの伸びた髪を散髪していたものの失敗(笑)それを直すため人生初の床屋デビューをしたジーン、かわゆいアシメヘアーに変身します。
食事に行ったり映画を観たり…まるで恋人のように休日を一緒に過ごすふたり。しかしトレヴァーはジーンが自分を慕う理由は“愛”ではなく“親愛”からなのだと思い、手を出しません。
なのでジーンへの愛しい気持ちを押し殺しながらコッソリ自家発電。でもジーンの前では邪な考えは隠して、勉強したいジーンを大学に通わせてあげます。
そんなある日、ジーンはトレヴァーの元・婚約者カレン(女性)と出会います。気さくな彼女と仲良くなるうち、トレヴァーがゲイであることを知ったジーン。
改めてトレヴァーとの関係を考え始めます。

『第4話』トレヴァーの悩み

大学に入学して勉強に励むジーン。雑誌のモデルも始め、トレヴァーに援助してもらった学費の足しにしています。
学友もできて都会指数も上がり平和な日々を送っていたとき、トレヴァーに入学祝いにと食事に誘われます。しかし向かったレストランでゲイを軽蔑するモブ客が!!
これを聞いて居ても立ってもいられなくなったジーン…緊張しながらも注意をしようと立ち上がります。しかしトレヴァーがすかさず仲裁に入り、その場はマイルドに。
このジーンの突然の行動に「カレンから私がゲイなのを聴いたんだな」と切り出すトレヴァー。加えて「ジーンに手を出すつもりはない」と嘘を付きます。
そしてレストランからの帰り道、酒に酔ったトレヴァーから“ゲイ”であることや“周囲と上手く関わっていけない”という悩みを聴いたジーン。
多くを望まず自分を騙して生きているトレヴァーを不憫に思い…。ジーンはパンツを脱ぎ捨て、寝ようとしているトレヴァーのベッドに潜り込みます。

『第5話』救いの天使ジーン

ベッドに侵入したものの一向に手を出してこないトレヴァー。痺れを切らしたジーンは、以前からトレヴァーのエロい視線に気付いていたと暴露します。
それでも覚悟を決めないトレヴァーに、ジーンは故郷で使っていたドイツ語で愛のポエムを披露します。曇りなき眼で見つめられようやく腹をくくったトレヴァーはキスでお返事。
そのままジーンをベッドに引き戻して、待ってましたレッツ・メイクラブタ~イム!!初めてのジーンに「辛くないかい?」と優しくするリードするトレヴァー。
これにジーンは「トレヴァー以外の人を知らないけど優しすぎるくらいだよ」無自覚な煽りをっ!!こんなことを言われちゃあ~トレヴァーの腰もグッと奥まで進みます。
そして愛の営み後、これまで抑えていた感情が溢れ出し涙するトレヴァーをジーンは優しく抱きしめます。
―――とゆ~、親戚の叔父さんのエロ日記を読み終えたもうひとりのジーン。
時は1992年に戻り、日記を読んだことは内緒にして「(昔のジーンと行った)ステーキのレストランに行きたい」とトレヴァーに願いするのでした。

まとめ

読み終わって、表紙だけ見て「なんかエロそう…」と思った自分をぶん殴ってやりたくなった作品。
純愛BLってスバラシイ!!と初心に帰りました(笑)エロが溢れるこんな時代だからこそオススメしたいBLです。

試し読みあり

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