幼い頃に性的虐待を受けていた鴨志田沿(かもしだそう)を引き取った藤岡要(ふじおかかなめ)の家族。
ふたりは本当の兄弟のように育つが、思春期になって沿に対して欲情してしまうようになった要は――!?
著者 | 赤星ジェイク |
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レーベル | POEBACKS Baby comic |
出版社 | ふゅーじょんぷろだくと |
試し読みあり
下記よりネタバレあり。ご注意ください。
全体評価
物語 | |
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絵柄 | |
助平 |
カップリング
無邪気な弟・鴨志田沿×劣情と戦う兄・藤岡要
ネタバレ感想
『第1話』弟に欲情する兄
小学生の藤岡要(ふじおかかなめ)は、ある日女の子の服を着させられ股から怪しい液を垂らす少年と仲良くなります。
そして後日、その少年=鴨志田沿(かもしだそう)が親から性的虐待を受けていたことが発覚!要の親は沿を引き取り、要の弟として一緒に育てることにします。
こうして時は流れ、思春期真っ盛りの中学生に成長したふたり。本当の兄のように要を頼るようになった沿は、風呂場で嫌がる要の下半身を扱きます。
んでこの一件により、要の変態スイッチがON!沿に抱かれる妄想を膨らませ、尻を使っての自家発電が止まらなくなります。
『第2話』「沿を取られたくない」
尻を使って自家発電をしすぎたせいか、いや(笑)沿への罪悪感でメンタルがボロボロになった要。ヤベー幻覚まで見るようになります。
しかし沿にとって“頼れる兄”でい続けたいと決心した要は、なんとか負のスパイラルから脱出。欲望に打ち勝ち、ふたりは高校生になります。
ところが沿が大場(おおば)という高校教師に懐くようになり…。気に入らない要は「沿を取られたくない」と思うようになります。
『第3話』頼りになる兄作戦!のハズが…
しかも沿の口から「大場先生は頼りになる」という、爆弾発言を聴いてしまった要。なんとか大場を沿から遠ざけようと、デキる兄を演じてけん制を始めます。
しかしこの頼りになる兄作戦は、あっけなく大場に見透かされてしまい…要は赤っ恥。「沿には言わないでください」と言って立ち去りますが、そんな要に大場が胸キュンします。
『第4話』弟の気持ちを優先する兄
そんな矢先、要と大場が主催して行った沿の誕生日パーティーで太股に軽いヤケドをしてしまった要。申し訳ない気持ちでいっぱいの沿は「要、大好きだよ」と、さりげなく告白して謝ります。
でもそれは恋ではなく、兄に対しての気持ちだと思い込んだ要…。決して「沿のことが好きだ」と、打ち明けるのは止めようと決心します。兄として頼ってくれる沿との関係を壊したくないんですね(涙)
『第5話』兄、劣情に負ける
決心の翌日、要は大場に誘われヤケドした太腿に薬を塗ってもらうことに。ところが要にムラムラきた大場は、太腿以外の場所に薬をぬりぬりします。
一度は抵抗した要でしたが、沿への想いを封じ込めたタイミングだったこともあり…。劣情に負けて大場に抱かれます。ただカラダは満たされても、要のココロは苦しいまま。
『第6話』でもやっぱり弟が好き!
封を切ったように大場と要のヤリまくりDays。大場好みに要がどんどん開発されていきます。大場の好み↓。
沿はというとなにも知らないフリして、実は大場と要がそ~なっていることを全て承知。その上で自分は引き下がり、大場に要を任せます。
そして大場もそろそろ要が自分に惚れた頃だと思い「俺のこと好きか?」と、要に質問。ところが要はまだ沿のことが忘れられない様子で…。
怒り狂った大場は激しいプレイを強要して、要を抱き潰します。その帰り道、罪悪感で押しつぶされそうになっていた要を後ろから抱きしめに来たのは沿でした。
『最終話』いっそ清々しくカミングアウト
直球に「好き」と告白してくる沿に、要も同じく「好き」と言い返して両想いに。そして大場とヤってしまったことも、要は正直に白状します。
そして、既に大場によってバリバリ開発済みになった要のカラダを抱く沿。「ずっと一緒にいよう」と、嬉しさで半泣きになりながら腰を振ります。
色々遠回りはしたけど恋人同士になった沿と要。きちんと親にもカミングアウトして、大学に進学したら同棲しようと約束します。
『晴れもの紙風船』
大学生になって沿と要が同棲を始めた頃の話。いくつになっても仲の良い兄弟、兼恋人です。
まとめ
悩める兄・要の葛藤物語(※ただし劣情に負ける)。大場に抱かれて沿を忘れようとする要ですが、やっぱり無理で…。
大場にめちゃくちゃに抱かれてしまうのがこの作品の最大の見どころ!!優等生(要)が教師(大場)にお仕置きされるのは、最っっ高のシチュエーションだと思います。
試し読みあり