大富豪の跡取り息子・ウルジは幼い頃、ラムダンとララという双子の兄妹と出会う。
そして数年後、美しく育ったララを娶ることとなったウルジ。
ところが婚儀には、ララの双子の兄・ラムダンがすり替わっていて――!?
著者 | ためこう |
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レーベル | ビーボーイコミックスDX |
出版社 | リブレ |
試し読みあり
下記よりネタバレあり。ご注意ください。
全体評価
物語 | |
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絵柄 | |
助平 |
カップリング
大富豪のスパダリ跡取り(旦那)・ウルジ×無鉄砲美人(嫁)・ラムダン
ネタバレ感想
『第一話』ララにすり替わったラムダン
舞台は何百年か前のとある外国(服装的にブータン辺りだと思われます)。
大富豪のウルジと結婚することになった、商人の娘ララ。無事婚姻の儀も終わり、残すところはベッドで休むだけになりました。
ところがこの見た目美少女にしか見えないララは偽物。実は双子の兄・ラムダンが入れ替わっていました。好いた男と駆け落ちしたララを助けるため、ラムダンお兄ちゃんが一肌脱いだってわけです。
でもあんまり先のことは考えていなかったラムダン。初夜でがっついてくるウルジに逃げまどうものの、すぐ気持ちよくされてしまい…。媚薬の効果もあって抵抗もしなくなり、ノリノリでウルジに抱かれます。
そして情事後、失神してしまったラムダンを愛しそうに抱きしめるウルジ。本当は最初からララではなく、双子の兄・ラムダンだと分かっていました。
『第二話』逃げた嫁を追いかけるウルジ
初夜から一週間、部屋にこもってラムダンを抱き続けるウルジ。しかし何度カラダを繋げても、賢者タイムに戻るとウルジに食って掛かるラムダン。
そんなツンツンモードなラムダンですが、最初からララではなくラムダンだとウルジにバレていたことを知り、驚愕。しかも駆け落ちしたララを、ウルジに監視されていることを知ります。
身代わりの自分をなぜウルジは抱くのか分からないラムダン。逃げるに逃げられない状況の中、訪ねてきた幼馴染モブと再会します。
そして事情を知った幼馴染モブが、ラムダンを故郷へ連れて帰ろうとしたそのとき!!スパダリ旦那のウルジ参上。嫉妬の炎をメラメラ燃やし、ラムダンに馴れ馴れしい幼馴染モブに睨みをきかせます。
マズい雰囲気が漂い、幼馴染モブの目の前でラムダンの尻をイジリはじめたウルジ。“俺の嫁に手ェ出すな”と、言わんばかりに幼馴染モブをけん制します。
ところが幼馴染モブはウルジのラブビームに負けず、ラムダンを逃がしてやることに成功!ラムダンは馬に乗って故郷に帰ります。そのあとをウルジも急いで追います。
『第三話』実家に逃げ帰ったハズが…!?
妹ララを想いつつ故郷の村へと馬を走らせるラムダン。幸い無事に着いたものの、大富豪のウルジのご機嫌を損ねては大変!と、村総出で「一生ララの身代わりをしてくれ」と説得されます。
青ざめたラムダンは父を頼りますが、あろうことか酒に酔った父から「実はラムダンとララはみなしごだ」と、真実を告げられます。どん底の気分になったラムダンは村を離れることに。
しかし美人すぎるラムダンはすぐ暴漢に捕まってしまい大ピンチ!!今にもヤられそうになってしまいます。そんな不幸の連続で、ついに心が折れたラムダンは「いっそここで」と自暴自棄になり、自ら命を断とうとします。
するとそこに一本の弓矢が!スパダリウルジが馬に乗って助けにやってきました!!
『第四話』ラムダンの居場所を作るウルジ
ひと睨みで暴漢を蹴散らしたウルジ。眼力がヤバいっす(笑)急いでラムダンに声を掛けますが、大泣きするラムダンはウルジに刃を向けます。
そして「これまでの不幸は全部、お前のせいだ」と、切りかかるラムダン。自分でも言ってることがめちゃくちゃだと分かっていても、もうウルジにしか悲しみをぶつけることができず…。
てっきり避けてくれると思って攻撃していたら、ウルジあえて避けず。ラムダンはウルジの腹を軽く切ってしまいます。
しかしこれで我に返ったラムダン。ウルジに抱きしめられて大人しくなり、ウルジの家に帰ります。
そしてウルジに捕まったままの幼馴染モブと再会。「俺のことは気にせず、村に帰ってくれ」と言って、幼馴染モブを諦めさせるために目の前でウルジとキスします。
これでもう帰る実家がなくなり失意にくれるラムダン。でもカラダは正直で、ウルジに優しく愛撫されたらすぐ気持ちよくなってしまい(笑)
「ラムダンの居場所は俺が作ってやる」というウルジの言葉に安心します。そして昇天したラムダンは、ウルジの胸に抱かれてゆっくり眠ることができます。
『第五話』子を望まれる新婚夫婦
翌日、ウルジのおかげでダークな気分から抜け出せたラムダン。それでもウルジの嫁のポジションに収まることは望んでおらず、妹ララと再会してなんとか今の状況を変えようと心に決めます。
そのため、ラムダンはもうウルジとはイチャイチャしたくない!と、夜の営みを拒否。しかし「ラムダンが好きだ」とグイグイ迫ってくるウルジを拒み切れず、結局ウルジに愛撫されます。
そうして肌を重ねて愛を囁かれるうちにラムダンも心がほぐれていき、自然に笑みがこぼれるように。ウルジと距離が縮まります。
そんなある日、ウルジの父に会いに行くことになったラムダン。“子を作れ”というウルジの父の意見と、“ラムダンさえいればいい”というウルジの意見が対立していることを知ります。
こうしてお家騒動が勃発する中、遠方をふらついていたラムダンの兄・バドマが帰ってきます。
『描き下ろし 三夜目』
初夜から一週間の間、ラムダンを抱き続けるウルジ。食べることも忘れるほど、ウルジに抱いてほしいと誘ってくるラムダンが可愛いのなんのって。
ウルジも嬉しくなりますが、媚薬の効果が切れそうになるとすぐ食って掛かってくるラムダン。諦めたウルジはもう一度ラムダンに媚薬を飲ませて、ラムダンを素直にさせて抱き続けます。
まとめ
少女漫画のような絵のキレイさで、すぐ世界観に入り込める作品!主人公のラムダンは見た目が超美少女なのに、男らしい性格なのがイイですね!ギャップもえです。
ウルジも最初っから妹のララではなく、兄のラムダンの方に惚れていたということで…。ラムダンが身代わりに嫁に来たと知った瞬間、絶対心の中でガッツポーズしたに違いないですね。
試し読みあり