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跪いて愛を問う【ネタバレ感想】山田ノノノ

跪いて愛を問う【ネタバレ感想】山田ノノノ
あらすじ

「人を支配したい」Dom(ドム)と「支配されたい」Sub(サブ)、“第二の性”が存在する世界。
生活費のためにSub専用クラブで働く佐山正己(さやままさき)は、自分はそのどちらでもないNormal(ノーマル)だと思っていた。
ところが正己の高校に編入してきた伊達悠生(だてゆうせい)に「キミはSub」と言われてしまい――!?

 

 

著者 山田ノノノ
レーベル Dear+コミックス
出版社 新書館

試し読みあり

 

下記よりネタバレあり。ご注意ください。

全体評価

物語
絵柄
助平

カップリング

紳士な帰国子女(Dom)・伊達悠生×意地っ張りな苦学生(Sub)・佐山正己

ネタバレ感想

この作品では「人を支配したい」Dom(ドム)と「支配されたい」Sub(サブ)、“第二の性”が存在します。ちなみにそのどちらにも属さないのがNormal(ノーマル)。
なんでもこの欲求が満たされないと自律神経が乱れるそうです。ヒィィィ!!

『vol.1』「俺がSubなんて信じない!」

佐山正己(さやままさき)は高校生でありながら、“Sub専用クラブ”でバイト。そこで自分をNormal(ノーマル)だと思っている正己は、Sub(サブ)をイジめたおしています。こんな衣装で。

でもなぜか満たされない日々が続きイライラする正己。そんな矢先、小学校の同級生だった伊達悠生(だてゆうせい)が帰国子女として、正己の高校に編入してきます。
悠生のことはまったく憶えてないものの、妙に懐いてくる悠生に悪い気はしない正己。しかし自称Normalの正己に「正己くんはSubなのに、Sub専用クラブで働いてて大丈夫?」と、心配してきた悠生にブチギレ!
絶対こうはなりたくないと思っていた家出したSubの母親のことを思い出した正己は、一方的に悠生と絶交します。ただ悠生の言う通り「支配されたい」願望が満たされない正己の自律神経は乱れに乱れ…。後日登校してきた正己に、心配した悠生がSub抑制剤を手渡します。
ところがどうしても自分がSubだと認めたくない正己はまたブチギレ!悠生にオラついて黙らせようとしますが、本気を出した悠生に逆に黙らされてしまいます。はい、悠生くんバリバリのDom(ドム)です!!
一気に男前度が爆上がりした悠生は、コマンドを使って正己を支配。気持ちよく従ってしまう正己のカラダをもって、正己自身にSubである事実を認識させました。

BL式部
BL式部
コマンドっていうのは、DomがSubを従わせるときに使う言霊みたいなものらしいです。

そして意識がモーローとするほど、悠生に支配されて感じる正己のカラダ。そんな正己にご奉仕される悠生は「正己カワイイ」を連発して、正己の欲求を満たしてやります。

『vol.2』Subの正己を尊重するDomの悠生

悠生とイチャコラしている最中、気を失ってしまった正己。いつの間にか朝チュンを迎えていて、悠生お手製の朝食で目を覚まします。
しかもここまで世話してくる悠生に「正己くんに運命を感じた」と口説かれ…。恥かしさのあまり正己はまたブチギレ(3回目)て、悠生を家から追い出します。
そしてDomに支配されない人生を送るために、バイトと勉学に励む正己。ところが悠生なし生活3日目にして、正己のSubフェロモンが爆発!とっさに掛けつけた悠生に助けられた正己は、溜まった下半身の熱をシコってもらいます。
なのに正己を発散させたあと、自分はシコらない悠生。それどころか正己の心配ばかりする悠生に「俺を支配しろよ」と、正己は自ら抱いてほしいとお願いします。
こうしてイチャコラしたあと、悠生は甲斐甲斐しく正己の身体を拭き拭き。その様子に「2回目のエチなんだからそんな優しくすんな」と正己は言いますが、なんと『vol.1』では最後までヤってないことが判明!
どこまでもSubの正己を尊重する悠生にビックリしまくりの正己なのでした。

『vol.2.5』

悠生視点のショートストーリー。バイトと勉学に忙殺されている正己を見た悠生は「今日から夕食を一緒に食べよう」と誘います。
その理由は、慢性的な寝不足と疲労に苦しむ正己を救いたいから。そして「平気だから」と言って、何でも頑張りすぎてしまう正己を存分に甘やかしてやります。悠生、男前すぎ(涙)

『vol.3』「Subが幸せになれるハズがない!」

悠生と一緒に夕食を食べるようになって数か月、悠生と半同棲状態になった正己。ときどき悠生とエチして、Subの欲求を満たしてもらっています。
エチの最中だけメロメロ状態の正己は悠生の手にスリスリ。「小学生の頃、風邪をひいたときお母さんに撫でてもらったみたい…」と言って悠生に甘えます。
ところがこの一言でちょっと冷たくなった悠生。この少しの変化に敏感に反応した正己は「こんな幸せ長くは続かない」と思い込み、悠生を遠ざけようとします。
そんなとき正己はバイト先のSub専用クラブで、実はSubであることを他のDom従業員に知られてしまい…!!正己をよろしく思ってないDom従業員から殴られてしまいます。

『vol.4』悠生のコマンドに守られていた

Dom従業員に痛めつけられても抵抗する正己。しかし「タヒね」というコマンドを掛けられてしまい絶体絶命に…。
するとそこに悠生が助けに現れ、Dom従業員を瞬殺。タヒねコマンドを掛けられてグッタリしてる正己に「生きろ」と上書きコマンドをして、抱きしめます。
その甲斐あって意識を取り戻した正己は、悠生と初めて出会った小学生の頃を思い出します。そこでは風邪をひいて弱っている正己に必死で「生きろ」と叫ぶ悠生の姿が…!!
そしてこれまでどんなに辛い状況でも、悠生の「生きろ」というコマンドに守られていたことを思い出した正己。同時に『vol.3』で、急に冷たくなった悠生の気持ちも分かり安心します。
こうして信頼できるDomの悠生に進んで抱かれる正己。100%素直に甘えることができて幸せそうです。

『vol.5』「Subでよかった…!」

照れながらも悠生にいってらっしゃいのキスをするほど素直になった正己。色々助けてくれる悠生に「なにか欲しいものはなか?」と、それとなく尋ねてみます。
しかしその答えを聴く前に、正己の家に家出したはずの母親の姿を発見!あろうことか正己の貯金を盗みに来ていました…。正己はそんなクズ母親でも幸せになってほしいと思い、進学用の貯金を自ら差出します。
でも本当は叫びたいくらい辛い正己…。それでも「平気だから」と、悠生の前でも涙を堪えます。
悠生はそんな正己を優しく抱きしめ「俺の欲しいものは正己くんだよ」と、先程尋ねられた質問に返事。俺も好きだとボロ泣きする正己に「ずっと一緒だ」と言って、正己の居場所を作ってあげます。
そしてエチタイム!悠生に支配されることが嬉しい正己は、生まれて初めて「Subでよかった」と涙を流すのでした。

『愛を問うたその先に』

数年後、スパダリの悠生は医者になって正己にプロポーズ。もちろんパートナーになったふたりはラブラブ新婚生活を送っています。
正己はというと、Subが安心して欲求を満たせるようにSub専用クラブの店長になっていました。
ところがそんなある日、悪ふざけした新人Dom従業員に「服脱いで股開け」というコマンドを掛けられた正己。その場はなんとか切り抜けたものの、悠生と暮らす家に帰るとSubフェロモンが爆発!
もちろん愛するパートナーに欲求を満たしてもらうのでした。

まとめ

“第二の性”って…ナニコノ最高な設定!!
悠生に守られていたことを知らず、自分をNormalだと勘違いして生きてきた正己…。無意識に「生きろ」のコマンドを守って、必死に生きてきた正己ィィィ!!尊すぎてこれは泣けます!!泣けるのにエ●い!!おすすめです!!
ちなみにときどき眉毛が行方不明になる山田先生の画風、ハマりました(笑)※あと表紙に描かれている正己の赤い涙袋、これクマです。

試し読みあり

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