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食べてもおいしくありません(1巻)【ネタバレ感想】山田2丁目

食べてもおいしくありません【ネタバレ感想】山田2丁目
あらすじ

『ヒト』と『オニ』が共存する世界。希少なヒトである日和七生(ひよりななせ)は、オニだと偽って高校生活を送っている。
しかしよりによって巨大なツノを持つオニの同級生・穂高仁(ほだかじん)にヒトだとバレてしまい――!!鬼ぶっていた日和は絶体絶命…!?

 

 

著者 山田2丁目
レーベル ビーボーイコミックスDX
出版社 リブレ

試し読みあり

 

下記よりネタバレあり。ご注意ください。

全体評価

物語
絵柄
助平

カップリング

巨ツノすぎるオニ・穂高仁チョロすぎるヒト・日和七生

ネタバレ感想

ケモミミ感覚で、DKの頭に普通にツノが生えている世の中。とは言ってもツノがアクセ感覚なんで、ファンタジーモノじゃなくて青春物語です。

『第1話』『ヒト』を食らう『オニ』

近未来、人口の9割が『オニ』となった世界。ツノを持つオニと、それを持たないレアキャラの『ヒト』。日和七生(ひよりななせ)は、ヒトであることを隠して高校生活を送っています。

BL式部
BL式部
なんでツノがない日和が周囲にヒトだとバレないかってゆーと、ツノは出し入れ自由なんだそう。ただし興奮したら伸び縮みするので…ある意味tinkですね。

そんなある日、校内で倒れているクラスメイト・穂高仁(ほだかじん)を保健室まで運んだ日和。そこで穂高の巨ツノ(男らしいデカいツノ)を羨ましく思い、こっそり触ってしまいます。
そしたら次の日、穂高に呼び出された日和は「俺のツノ触ったんだから、日和のツノも触らせろ」と脅され、羽交い締めにされてしまいます。本当はツノなんか生えてない日和は超・拒絶!!
「きっとヒトだとバレたら、オニの穂高に食われる(※ガッツリ食事の方)」と思い、逃げまどいます。でも速攻で捕獲されてしまった日和は穂高にクンカクンカ匂いを嗅がれキスされ、あろうことかヒトだとバレてしまいます。
日和から漂うヒト特有の甘い匂いに、オニの本能が刺激された穂高。「ツノの成長痛が、日和を食ったら収まったから(※キスとかエ●い方)、これからも協力してほしい」とお願いします。
穂高に食われたときのゾクゾクがなんとも気持ちよかった日和は、これを承諾。「ちょっとだけなら食わせてやる」と、見事なちょろい返事をします。

『第2話』ちょっとだけ食わせてやるつもりだったのに…

前回の一件で、巨ツノの穂高にちょっとだけ食わせてやることを許した公称:貧ツノ(貧弱そうな小さいツノ)の日和。貧ツノ仲間の友達に心配されつつ、毎日穂高によって物陰に連行されます。
そして日和をオヤツ感覚で噛んだり舐めたりして食う穂高は、日和のヒトの匂いにメロメロ。学校なのに思いっきりチュッチュします。
対する日和は「穂高にヒトだってバラされたくないから、食わせてやってるだけだし」な~んて言ってますが、思いっきり穂高に食われて感じまくり。「穂高ってオレのこと好きなのかな?」と、思い始めます。
んで気分が乗った日和は穂高に「キスしてきて欲しい」と言われ、パクっと穂高の唇を甘噛み。ところがこの行為がオニの捕食スイッチだったようで、穂高の下半身が制御不可能に!!巨ツノ丸出しで日和に襲い掛かります。

『第3話』抱いたのは『好き』だから?『ヒト』だから?

穂高に押し倒され強烈キッスされて、こわいやら気持ちいいやらで日和はグズグズに!「無防備なヒトを食うなんてオニとしてのプライドはないのか」と、気持ち抵抗しますが、穂高はもうノンストップ。
なんとひと気のない校内で、日和の尻に穂高の下半身に付いてるツノ(比喩)を挿入します。「日和のぜんぶを食いたい」と言ってくる穂高にほだされ流された日和は、ヤってる最中「やっぱり穂高ってオレのこと好きなのかな?」と、疑惑が確信へ。
情事後、日和は穂高におぶってもらい、穂高の家へ。穂高は、オニに抱かれてヒト独特の甘い匂いがダダ洩れになっている日和を匿います。
そんな独占欲丸出しなことをされた日和は思い切って「穂高ってほんとオレのこと好きだよな~」と発言。ところが穂高は「なんでそうなる???」とハテナ顔で…。
それでも穂高はオレのことが好きだと思う日和は「無理矢理ヤったこと、反省しろ」と穂高に言い残し、穂高の家から出ていきます。

『第4話』“オニの本能”だから食っただけ

尻の処女を卒業した日和のヒトフェロモンが強くなり、穂高の独占欲がさらに暴走。校内で一限ごとに日和にキスして、日和がほかのオニと話すだけでも嫉妬します。
こんな大好きアピールをされた日和は「穂高はオレが好きなんだよ!」と教えてあげます。が!逆ギレした穂高は「勘違いするな。好きだなんていつ言った」と言い放ち、日和を食った(抱いた)理由も“オニの本能”だからだと言ってのけます。
それなのに日和を所有物扱いする穂高に、日和もついにカッチーン!!「ヒトをモノ扱いすんな」とキレて、穂高にみぞおちを食らわせ立ち去ります。
ひとりになった日和は怒りを通り越して涙…。ものすごい軽い感覚で食われていたことにショックを受けます。

『第5話』無自覚に好きでした!!

日和に一撃食らわされてから、日和をまったく食いにこなくなった穂高。「飽きられたか…」と、思った日和の心はズタボロになります。
しかも日和は、穂高以外の巨ツノも自分のヒトの匂いに惹きつけられることを知ってしまい、さらにショック!!ふいに、他の巨ツノ男子に匂いを嗅がれそうになります。
すると助けに来てくれたのはアノ穂高!日和は嬉しい反面、また恥ずかしい勘違いをしたくないと思い、穂高を突き放そうとします。

BL式部
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日和が無理して穂高から離れようとするココのシーン、胸キュンです。

しかしそんな拒否おかまいなしで、穂高は日和を家にお持ち帰り。「日和を避けてたんじゃなくて、他のオニに日和が食われないよう我慢してた」と、穂高は日和を抱きしめながら答えます。
そんな独占欲丸出しの穂高に「オレのこと好きなら、ちょっと食わせてやってもいい」と、すぐほだされる日和。こう言われて、穂高はしぶしぶ「好きだ」と、日和に伝えます。
そしたら「好き」を連発するうちに、穂高はやっと日和を好きだったことに自覚が出てきて…!!日和をベッドに押し倒して、「ちょっとだけ」という日和の言葉を完全に無視して合体!日和のぜんぶを食い尽くします。
文句を言ってやりたい日和でしたが、「めっちゃおいしかったご馳走様」と穂高に微笑みかけられ、結局許してしまうのでした。ちなみに穂高のパンツはコレ↓完全に鬼。

『なかなか大きくなりません(描き下ろし)』

穂高の巨ツノが触りたくて、穂高を興奮させてツノを出そうとする日和。もちろんその方法は、穂高にキスしたり何やらするわけで…。日和、頑張ります!

『あとがき(描き下ろし)』

鬼×人という設定を考えた山田2丁目先生は神。

まとめ

伸び縮み可能で、まるでtinkのようなオニのツノ。そんなもん丸出しで高校生活を送っている穂高、かなりシュールです(笑)
とりあえず1巻でおさえておくべきポイントは、①ヒトは希少でオニに食われる(※エ●い方で)②巨ツノだけがヒトの匂いが分かる③巨ツノは本能的にヒトに惹かれる④ヒトに噛まれたらオニの理性がぶっ飛ぶ。てな感じです。

試し読みあり

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