色仕掛け任務を行う、外務省の花形部署・CⅡSETでバディとなった春日奏生(かすがそうき)と木菜会梨緒(きなえりお)。
ところが献身的に春日に尽くす木菜が、あまりに生理的に無理なタイプだったことで「金輪際、俺に話しかけんな」と、春日は毒を吐いて…。
官僚シリーズ【春日×木菜編】第三話。
著者 | 丹下道 |
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掲載雑誌 | リンクス 2021年 05 月号 |
出版社 | 幻冬舎 |
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下記よりネタバレあり。ご注意ください。
全体評価
物語 | |
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絵柄 | |
助平 |
カップリング
毒舌系クズ・春日奏生(34)×マジメ系大和撫子・木菜会梨緒(34)
ネタバレ感想『class:#118KK001-3』
2021年1月号からスタートした外務省118期【春日×木菜編】の第三話。第一話、第二話の感想はコチラからどうぞ。


ちなみに【春日×木菜編】は『恋するインテリジェンス(9巻)』に掲載予定です。既刊では『恋するインテリジェンス(8巻)』が最新刊になります。

小児科医になりたい!
春日(かすが)が小学生くらいの頃の回想。家族で経営している大病院のキッズスペースに、よく出入りしているショタ春日。
そこで寺田(てらだ)先生という小児科医によく懐いています。そりゃもう実の父親以上に。春日は将来、本気で小児科医になりたいようです。
相変わらず春日に尽くす木菜
そして場面は戻り、新人分析官時代。春日がバディになった木菜(きな)に「金輪際、俺に話しかけんな」と、ヒドイことを言ってから数日後。
徹底的に春日に無視される木菜はしょんぼり…。ほかの同期のバディ同士が仲良くイチャついてるのを横目に、暗い表情を浮かべています。
しかしそれでも、提出期限を守らなかった春日の報告書を受け取りに行く木菜。世話焼きがやめられず、わざわざ春日の自宅マンションまで出向きます。
春日のクズっぷりが最高潮に
ところがせっかく来てくれた木菜を部屋の前で待たせた春日。なにをしてるかと思えば、女子とヤってました。
木菜は黙ってコトが終わるのを耐えますが、スッキリした春日から言われた言葉は――。「こいつ(木菜)の顔見て萎えたくなかったから、部屋の前で待たせた」、春日のクズっぷり…上がっております。
こんなことをされても「すまない」と言って、木菜は帰ります。
「なんで俺だけあんな地味ださメガネなんだ…」
後日 BCが集まってのCⅡSETの訓練で、木菜が合気道三段だということが判明。一方 TCサイドのCⅡSETの訓練では、春日が筋トレ。
でも「バディを思い浮かべてガンバレ」と促す教官に、春日は「余計やる気がなくなる~っ」と喚き、「なんで俺だけあんな地味ださメガネなんだ…」とうなだれます。
その状況を鑑みた上司は、春日と木菜ふたりで食事に行くように春日に促します。
ふたりっきりで食事のハズが…
そう言われたのに春日がセッティングしたのは、まるで合コン。自分は女子とワイワイやって、木菜と話す気なんてサラサラありません。
放ってけぼりにされた木菜は、春日の友達のモブ男に口説かれます。メガネをかけてても木菜の美形さに気付くとは…このモブ男、なかなかヤルゥ!
しかし春日はというとみんなの前で木菜の容姿をバカにしたり…。木菜がモブ男に手にキスされても、嫉妬なんて皆無。それどころか雨なのに木菜を「濡れて帰れ」と追い出します。
帰る途中、木菜は春日にフラれた女子が春日にヤバい薬を飲ませようとしている話を立ち聞きします。
小児科医への道を閉ざされる春日
合コンから木菜を追い出した春日は、ぼんやりと大学進学前のことを回想します――。
そこで春日は尊敬している寺田先生と同じ小児科医の道に進みたいと、実の父親に報告します。
しかし家族で経営している大病院を継がせたい父親は、採算が取れない小児科より脳神経外科医の道に進むよう春日に命令。春日はこれに反発します。
そして父親は春日が脳神経外科医にならないのなら、寺田先生が勤務する小児救急を潰すと脅してきて…。子ども好きな春日は苦渋の選択を迫られ「勝手にしろ」と言い残して、話し合いの場から立ち去ります。
まとめ
しれっと『安久(あんきゅう)』という謎の年号が出てきたN国インテリジェンス界。日本は令和です。
底なし沼のような春日のクズさですが、小児科医になれなかった真相が分かればちょっとは同情できるのか(笑)木菜の幸せを願って、次号に期待!
次号から3号連続で応募者全員プレゼント企画『ミニミニ小冊子』も始動するそうで、今後も華麗なるインテリジェンスの世界から目が離せません。
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