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恋するインテリジェンス(1巻)【ネタバレ感想】丹下道

恋するインテリジェンス【ネタバレ感想】丹下道
あらすじ

N国外務省、諜報活動のため『色仕掛け任務』にあたる男性分析官たちは2人ペアのバディとなり、TC(攻)、BC(受)と振り分けられる。
10年前にバディとなった針生と戸堂だが、なぜか2人の仲は上手くいっていない様子で…!?

著者 丹下 道
レーベル バーズコミックス リンクスコレクション
出版社 幻冬舎コミックス

試し読みあり

 

下記よりネタバレあり。ご注意ください。

全体評価

物語
絵柄
助平

カップリング

『恋するインテリジェンス』
正真正銘のイケメン・針生篤(34)×純情一途・戸堂眞御(34)
『数式は鷹に恋をする』
ポエマー王子・土門統英(29)×理系美人・志山円(29)
『そんなあなたが好きだから』
ワンコ王子様・松菱桐次×性格きつめ美人・世古

ネタバレ感想

『恋するインテリジェンス』世界観にのめり込む

まずN国とはなんぞや!?ていう疑問から。
それは丹下先生オリジナルの架空の国。
※決して●本の事ではありませんよ。
この国では、外務省に務める(おそらく顔で選ばれた)分析官たちが、情報収集のために身体を武器に任務を遂行します。
ちなみに女性ではリスクがありすぎるため男性限定だそう。ほんまかいな。
任務にあたるための「訓練」として「バディ」を組むのですが、見た目がマッチョイケメンで身長2mくらいありそうな方が攻め、それに比べて身長が低く華奢な方が受けと認識すればok。
攻めはトップキャスト(TC)、受けはボトムキャスト(BC)と振り分けられます。
ここでいう「訓練」とはBLのLOVEの行為の事で、「バディ」がBLのカップリングですね。

『恋するインテリジェンス』インテリジェンスは歳をとらない!?

この漫画に登場する2人の主人公である、針生篤(攻)×戸堂眞御(受)の年齢は共に…なんと34歳!!
34歳ですけど2人ともシワも白髪も皆無。
その昔、BLにもおじ様受け的なジャンルがありましたが、この漫画の34歳は-10歳くらいの見た目のようですね。
針生なんてピチピチの好青年で、ノリも思春期真っ盛りの男子のよう。
2人の「訓練」シーンでは、針生はムッキムキのバッキバキの筋肉を披露し、眞御ちゃんの流れるような美少年ボディを美味しく頂きます。
改めてこの世界では老化は存在しないのだと認識。

『恋するインテリジェンス』眞御ちゃんの純情&意地

眞御ちゃんは初回の訓練が失敗に終わりバディの針生とギクシャクしてしまいます。
肉体的には成功したのですが、針生が訓練中にメロメロになってしまう眞御ちゃんを見かねて色仕掛け任務には向いていないと判断したんですね。
理由が分からず初回の訓練から針生に訓練に誘われなくなった事に眞御ちゃんはショックを受けます。
しかしその後10年間、眞御ちゃんは針生に好意を寄せ想い続けます。
なんというプラトニックラブ…!!
そして10年間、眞御ちゃんは「自主訓練」を行い、メロメロになってしまわないようにコツコツ努力していたというわけですわ。

『恋するインテリジェンス』誤解が解け仲直りLOVE

眞御ちゃんの泣きながらの告白が可愛すぎて、針生が鼻血ブー。イケメンが鼻血ブー…なにこの新しいジャンル。
初「訓練」から10年にして、お互いが両想いだと知った2人。
針生がくっそ甘いセリフに加えてLOVEの実況中継をしてくださるもんだから、眞御ちゃんまたメロメロになってしまうという。最高かよ!!

『数式は鷹に恋をする』2話目にして丹下マジックにハマる

世界観は同じN国で、ところ変わって財務省が舞台のお話。
T大出身という、こちらもインテリジェンスな2人が主人公。
※何度も言いますが、これは日●の国ではありません。
土門統英(攻)×志山円(受)同期同士の29歳。
この時点で「え?20代?若!」と錯覚します。
ちなみにこちらの国では美しい男性を総じて「美人」といい、同性に尻を揉まれます。

『数式は鷹に恋をする』理想のポエマー王子様、土門統英

金箔付きのエリートである土門は、非の打ちどころがない正に王子様。
そんな誰にでも優しい土門が気に食わない様子の円ちゃんですが、これまで幾度となく【男】に手ごめにされそうになっていたところを土門に助けられます。
更に土門は紳士らしく優しい気遣いで、円ちゃんの心に入っていくんですね。
そんな中、土門が見合いをする噂を聞き、円ちゃんは土門に対する気持ちに気づきます。
理数系らしく回答を導き出し、玉砕覚悟で土門に告白します。
よほど円ちゃんからの告白が嬉しかったのか、土門は歯の浮くような愛のポエムを言い連ねます。
愛のポエムの連発に円ちゃん、告白後は「ちょっ」しか言えず。

『数式は鷹に恋をする』ベッドの中では王子様から帝王へ

めでたく想いが通じLOVEに入りますが、ここでもポエマー土門さん喋る喋る。
円ちゃんとLOVEできる喜びが暴走して独占欲と束縛のオンパレード。
恋人になった円ちゃんのすべてを見たがり、さっきまでのジェントルマンはどこへやら。
LOVEの最中も愛情たっぷりに円ちゃんへの愛を語りますが、その腰使い野獣ですがな。

『そんなあなたが好きだから』丹下先生デビュー作

N国とは舞台が違いますが、こちらももちろん美形揃い。
童貞であるがゆえに奥手になっていた松菱に、受けの世古が優しく手ほどきします。
最後まで可愛いワンコだった松菱でしたが、最後は豹変してほしかったと。(小声)

『シークレットラブレター』80年代の少女漫画を彷彿とさせる胸のトキメキ★

「恋するインテリジェンス」の眞御ちゃんがいかに針生を想っているか語ってくれます。
やぱりBLには愛がなくっちゃ始まらない!と再確認しましたね。

BL式部
BL式部
そんな意味でもこの作品で一番の胸キュンポイントでした。

『宣戦布告の午後』

『数式は鷹に恋をする』本編に出てきた円ちゃんの噂のパパが登場し、土門と嫁姑(?)バトルが勃発します。続編に期待。

『First honey night』

『恋するインテリジェンス』後日談。
今度は針生視点より。
両想いになった眞御ちゃんが針生の家に初のお泊りに来る!という、「遠足の前日は夜も眠れねぇ…」的なドキドキから始まります。
それにしても何だこのセレブリティな家は!?一般家庭に暖炉はないのだが。
眞御ちゃんが家に到着した後の針生氏、禁欲二週間目の中二男子の如くがっつきます。
がっつく際も針生が時折見せる大人の男の色気がgood!「眞御」と呼び捨てもgood!
まぁ最後は眞御ちゃんのあまりのかわいさにまた鼻血ブーしてしまうんですが。

まとめ

絵柄からシリアス作品かと躊躇しましたが、軽快なギャグあり斬新な構図のLOVE表現(?)ありの大満足の作品でした。
好いた人を10年間健気に想う、甘美なBLの世界と見事にマッチングしました!

試し読みあり

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