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薫りの継承(上)【ネタバレ感想】中村明日美子

薫りの継承【ネタバレ感想】中村明日美子
あらすじ

比良木忍(ひらきしのぶ)は後妻の連れ子である比良木竹蔵(ひらきたけぞう)を、昔から汚物を眺めるような目で見ていた。
そんな義理の兄・忍にいくら冷たくあしらわれようと、その熱い想いを消すことはできない竹蔵は―――!?

著者 中村明日美子
レーベル ビーボーイコミックスデラックス
出版社 リブレ

試し読みあり

 

下記よりネタバレあり。ご注意ください。

全体評価

物語
絵柄
助平

カップリング

泣き虫ムッツリ助平・比良木竹蔵(弟)×クール美人・比良木忍(兄)

ネタバレ感想

『第一話』義理の兄弟

なにやら豪邸で聞こえてくる怒号、声の主はこの邸の主人・比良木忍(ひらきしのぶ)。
義理の弟・比良木竹蔵(ひらきたけぞう)の不甲斐なさに、自分の妻&息子・要(かなめ)の前でも怒鳴り散らします。
この忍からの意地悪な言葉攻め(?)に、シクシク泣きながらも頬を赤らめる竹蔵を見た要は「あっ、こいつパパのこと好きやな」とお察し。
ですがそれを知っても動じないマセガキの要。オドオドしている竹蔵を面白がり、竹蔵にとって【絶好のチャンスの場】をお膳立てしてあげます。
―――その結果、些細な怪我により今晩だけ目を冷やすため包帯を巻くはめになった忍。そして要は「ママのフリしてパパを襲っちゃえよ」と竹蔵にママの香水の匂いを纏わせます。
竹蔵はそのチャンスに乗っかり、包帯で何も見えない忍のカラダに侵入し欲望に任せて猛突進!(ちなみに忍の息子・要がウォッチング中という狂気)
こんなヤバすぎる夜が終わった翌朝、何事もなかったかのように振る舞う忍を見て竹蔵は深く後悔。元居た自宅に帰り、長らく忍がいる実家に来なくなりました。

『第二話』兄として

竹蔵と忍の少年時代。後妻の連れ子として育った竹蔵は、初めて比良木家に入った頃から忍に汚物扱いされています。
それでも何の感情からか忍に従順に従う竹蔵少年。そんなある時、忍と竹蔵はスキー旅行に出掛けます。
そこで竹蔵は眼帯をした変質者男に出会い目を付けられます。そして変質者男と話すうち、すぐに忍への恋心がバレてしまい動揺する竹蔵。

BL式部
BL式部
そりゃ普段からあんなジト目で忍のこと見てたらバレるがな!

誘われるがまま忍と同室のホテルの部屋に変質者男を招き入れ、イケナイ行為を…。
っと!そこに忍がやってきて光の速さで変質者を退治し、手籠めにされかかっていた竹蔵を救い出します。
ここで竹蔵と涙の抱擁をするかに思えましたが、そんなわけもなく忍はドSっぷりを発揮し往復ビンタ(笑)からの優しく風呂で体を洗ってやります。

『第三話』二度目は突然に

『第一話』の兄との目隠しプレイから一年。竹蔵は自身がオーナーのレストランで、これまでの忍との関係を思い返します。
とその時、店に忍がやってきて一年ぶりの再会をするふたり。多くを語らない忍は竹蔵に給仕をさせ食事を終えたあと、竹蔵に貯蔵庫(※誰も来ない個室)を案内させます。
するとここで竹蔵は忍から例の香水の匂いを感じ動揺…必死で話を逸らそうとしますが、なんと忍が自ら目隠しを付け竹蔵カモーン状態に!!
この二度目のチャンスを逃すことなく忍に覆いかぶさる竹蔵。愛しい義理の兄を一心不乱に貪ります。
―――しかし情事後、忍から漂う匂いは例の香水の匂いではなく恐ろしいほど甘い薫りなのでした―――。

『第四話』甘い薫り

あのレストランでの交わりから、封を切ったかのように時間ができればカラダを重ねるようになった竹蔵と忍。
もちろん忍は目隠しをして…。
――と、今度はふたりが青年時代の頃の回想。
許嫁(現在の妻)が居ながらも毎晩違う女と遊びまわる忍と、それを知ってもなお忍に対してヨダレが止まらない竹蔵。
時には竹蔵に見せつけるように許嫁とキッスする忍は何かをけん制しているような…?にしても竹蔵氏ずっと目が座っていてコワス。
そして今宵も女のところへ出掛けようとする忍を発見した竹蔵は「出掛けるのやめないなら、階段から飛び降りる」と、忍を脅します。
しかし決断を下す前に竹蔵が誤ってマジで階段から落ちそうになるのを、なんと忍が体を張って助けます。だけども忍は足を捻挫。
それを看病する竹蔵は、痛みで汗ばんだ忍から甘い薫りがしてくるもんだから即オッキ。もうとんだ変態やがな。
ですが結局当時は何もせず終了。場面は戻り、(めちゃくちゃやりまくっている)現在へ。

『第五話』好奇心

中一で即童貞を切った忍の息子・要は『第一話』でデバガメした強烈な光景のせいで、荒れた性生活を送っていました。
どのくらい荒れているかと言うと、そりゃもう「もう一度パパのあの時の姿が見たい」と思うまでに。
そうと決まったら行動が早い要くん、早速竹蔵の元に行きチョロい竹蔵をテキトーに言い包めます。
こうして作戦決行日、忍と密会するホテルの部屋に竹蔵と一緒に入る要。ですが忍は既に目隠しをしており、要の存在は分かりません。
そしていつも通り濃密な交わりを始める竹蔵と忍。しかし見ているだけでは満足できなくなった要まで行為に加わってしまい…。
「きっとパパに気付かれた」と悟った要は、もうこれ以上竹蔵と忍に首を突っ込むことを止めるのでした。

『第六話』竹蔵のために

要が去ったあとも竹蔵と忍の秘め事は…もちろん絶好調!忍タン、ずっと目隠しで竹蔵に攻められてます。
――と、今度はふたりが両親を事故で亡くした頃の回想。
親戚連中が愛人の連れ子である竹蔵を比良木家から排除しようとしますが、これに忍がブチギレ。
それからは自分の身をすり減らして急逝した父の会社を継ぎ、ものすごーく遠回しではあるけれど竹蔵を守る忍。
しかしそんな無理が祟って倒れてしまう忍…。それでもなお仕事に行こうとする忍を心配する竹蔵は、ついにキッスします。

BL式部
BL式部
倒れてしまった自分の不甲斐なさに涙する忍の姿は一番のグッとくるポイント!

こうしてやっと想いが通じるかに思えましたが、忍の究極のツンが発動し「実家から出ていけ」と竹蔵に命令します。

『汚れ』

竹蔵と忍の学生時代。
忍兄さんのためなら何だってする。という竹蔵少年の狂気がヤバすぎィ!な、お話。

まとめ

思わず出版年を確認した作品(笑)
BLというかザ・少年愛という雰囲気がイイですなァ。

試し読みあり

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