お互い新人俳優として活躍する天樹宗馬(あまぎそうま)と紫衣翔(むらいしょう)は、実は恋人同士。
しかし些細なすれ違いから、翔は宗馬から距離を置かれてしまう。宗馬と会えない日々が続き、ふさぎ込む翔は――!?
著者 | 新田祐克 |
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掲載雑誌 | ビーボーイゴールド 2021年 12月号 |
出版社 | リブレ |
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下記よりネタバレあり。ご注意ください。
全体評価
物語 | |
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絵柄 | |
助平 |
カップリング
実力派クール系俳優・天樹宗馬 ジェンダーレス系二世俳優・紫衣翔
ネタバレ感想『第三回』
BL界の重鎮・新田祐克先生がおくるイマドキ男子のピュアラブストーリー第三話!前回のお話はコチラからご覧いただけます。

ちなみに『愛してるでは甘すぎて』は、『愛してるでは重すぎて』の続編になります。
宗馬との思い出だけが支えの翔
前回、恋人の宗馬(そうま)から「翔を想う気持ちの根幹が揺らいだから、しばらく会うのをよそう」と、突き放されてしまった翔。それでも仕事はきっちりこなそうと、宗馬とラブラブだった頃の写メを見返して生気を充電。健気で泣けてきます。
そして思い返すのは、ラブラブだった頃行ったネズミーランド(仮)での思い出。ネズミーのカチューシャなんかつけて、宗馬と翔は青春を謳歌しています。
そして充電が完了した翔は自身の写真集の発売イベントへ。笑顔でファンと握手をしていきますが、そこで翔はやたらニヤケ顔の男性ファンと出会います。しかも「無垢もいいけど、オトナな翔くんも見たいな」と、意味深な言葉を残して行った男。ヤバいにおいがプンプンします。
今回の当て馬は、ニヤケ顔の脚本家
後日、翔は宗馬への腹いせでオファーを受けた、同性愛もののドラマの顔合わせに出席することに。するとそこに居たのは、先日の握手会で意味深発言をしたあの男!!
しかもこのドラマの脚本家だったことが判明し、翔はあの男=咲傘(さかさ)に挨拶をします。そして「握手会でのキモい発言は、ドラマの役作りのためだったのか」と思い、翔は納得。咲傘への警戒心をゆるめます。
ところが必要に翔を食事に誘ってくる咲傘は、翔が宗馬の写メを見ている現場をおさえ、強制的に翔を食事に連れ出します。
ニヤケ顔脚本家の魔の手が迫る…
咲傘と料亭に行くことになった翔は、咲傘に勧められるまま酒を飲み泥酔。酔いつぶれてしまい、咲傘にお持ち帰りされてしまいます。
しかし混濁する意識の中、翔が目覚めた場所は自宅マンション。ひとりベッドに寝かされていた翔は、誰かが家まで送ってくれたのだと理解します。
ただ気になったのは、家の鍵がちゃんと掛かっていたこと。そうなると「合鍵を持ってる宗馬が、僕を送ってくれた!?」という可能性が!!そうであってほしいと願う翔は、急いで家を飛び出します。
そして駅前で宗馬を見つけた翔は、ずっと放置プレイされていた怒りが爆発!「僕から逃げるな」と叫んで、想いのたけをぶつけます…が!!さっき飲み過ぎたせいもあり、リバースしてしまいます。
まとめ
宗馬がプンスカ怒って翔と距離を置いたすきを狙って、翔に魔の手が!!美人の受けが恋人の攻めは大変ですな。次回、宗馬と翔はちゃんと話し合えるのか、期待します!
次回は、2021年12月27日発売のビーボーイゴールド2022年2月号に掲載予定となります。
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