お互い新人俳優として活躍する天樹宗馬(あまぎそうま)と紫衣翔(むらいしょう)は、実は恋人同士。
しかし一年も付き合っているのに、宗馬から確かな愛を感じられない翔は独断で仕事のオファーを受けて――。
著者 | 新田祐克 |
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掲載雑誌 | ビーボーイゴールド 2021年 10月号 |
出版社 | リブレ |
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下記よりネタバレあり。ご注意ください。
全体評価
物語 | |
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絵柄 | |
助平 |
カップリング
実力派クール系俳優・天樹宗馬 ジェンダーレス系二世俳優・紫衣翔
ネタバレ感想『第2回』
先月号からスタートしたBL界の大御所・新田祐克先生の新連載第二話!第一話の詳細はコチラからどうぞ。

ちなみに『愛してるでは甘すぎて』は、『愛してるでは重すぎて』の続編になります。
翔の覚悟
恋人の天樹宗馬(あまぎそうま)の身勝手な態度に、怒り心頭の紫衣翔(むらいしょう)。そこで、同性愛もののドラマのオファーを、宗馬に内緒で受けることにします。
そして翔は「これが切っ掛けで、たとえ宗馬と別れることになったとしても…仕方ない」と考えを巡らせ、半泣きで自宅に帰宅します。
足りないのは愛情じゃなくて言葉
ところが翔が家に入ると、ベッドで爆睡する宗馬の姿が!ひとりでグルグル悩んでた翔は、それでも宗馬が会いに来てくれたことが嬉しくて…涙が止まりません。
けどこの際、翔は言いたいことを全部言ってやろうと思い宗馬にブチギレ。引っ越しの日に追い返されたことや、なんで翔の家に会いに来てくれないのかを問いただします。
そしたら「追い返したのは、翔が可愛すぎてオレの友達に見せたくなかった」やら「家に行かなかったのは、翔の方がオレの家に来て、いってらっしゃいって言ってもらいたかったから」と、ノロケ始めた宗馬。
それを聴いた翔は、無口なりにちゃんと自分を愛してくれていた宗馬に飛びつきキス!!自分たちカップルに足りないのは、愛情じゃなくて“言葉”だということに気付きます。
んでもうひとつ、翔は絶対に「好き」と言ってくれない宗馬のスタンスを改めさせます。こうして、言わないでも気持ちは伝わってるスタンスでいた宗馬もついに観念。「俺も翔が好きだ」と言葉に表し、翔を抱きしめます。
宗馬の怒りスイッチがON
宗馬の腕の中で幸せの余韻に浸る翔。しかし、宗馬に黙って同性愛もののドラマのオファー受けてしまったことを思い出し、イチャイチャする前に正直に話そうと決心します。
そしたら頭を下げる翔に「翔が考えて決めた仕事なんだから、頑張れよ」と、宗馬は背中を押してくれて、翔は一安心。つい嬉しくて「仕事受けたくらいで、別れる覚悟までしてた僕がバカみたいだ」と、うっかり言ってしまいます。
しかしヘラヘラ笑う翔に、宗馬は大激怒!翔が特に重要でもない仕事と、恋人とを天秤にかけていたことに怒りがこみ上げます。そして完全に怒りスイッチが入った宗馬は、翔が謝ってくるのも振り切って家から出ていきます。
宗馬に距離を置かれてしまった翔…
ひとり残された翔は「翔を想う気持ちの根幹が揺らいだから、しばらく会うのをよそう」と、宗馬に言われたことがショックでショックで…。数日経っても傷は癒えず、ふさぎ込んでしまいます。
しかも追い打ちをかけるように、翔は宗馬の新居が分からず…。会って謝ることもできず、ラ●ンも既読スルーされてしまいどうすることも出来ないのでした。
まとめ
今回はまるまる話し合いのターン。しっかし、たった一言で翔に愛想を尽かす宗馬の青さよ…!!君も前回、ヤキモチ妬いてましたよね!?ね!!??
こんな会えないストレスが続いちゃ、翔のツヤ髪キューティクルがズタボロになりそうで心配です。
あっ、これはお父さんの方。次回は、2021年10月28日発売のビーボーイゴールド2021年12月号に掲載予定となります。
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