赤ん坊の陽向(ひなた)が土地神さまのナギに拾われ、一緒に暮らすようになって十九年。二十歳間近になった陽向はナギに想いを寄せている。
そんな陽向の気持ちに気付いているナギは「二十歳になったらオレと離れて人間と暮らせ」と突き放すのだが――。
著者 | 篠崎マイ |
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掲載雑誌 | リンクス 2022年 3月号 |
出版社 | 幻冬舎 |
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下記よりネタバレあり。ご注意ください。
全体評価
物語 | |
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絵柄 | |
助平 |
カップリング
神さまに育てられたイケメン人間・陽向 人妻感漂う神さま・ナギ
ネタバレ感想『第四話』
これまでのお話の詳細は、コチラからご覧いただけます。



陽向には人間として幸せになってほしいナギの親心
思いっきり当て馬キャラだった隣山の神さま・西郷(さいごう)を力尽くで追い返したナギ。ずっと隠してきた“自分(ナギ)が消える”という事実を、陽向に知られてしまい焦ります。
もちろん陽向はナギを心配して、西郷を追い払うために残り少ない神さまの力を使って倒れたナギを看病します。ついでにナギの寝顔にこっそりキスする陽向。おそらく下半身はモッコリなんでしょうな。
そして翌朝、目覚めたナギに陽向は「ナギが消えるのをオレがなんとかするから…愛してる」と、告白します。しかしナギには人間として幸せになってほしいと望むナギは、それを拒絶。
「陽向がオレの近くにいるせいで、オレの神さまとしての力を奪っているんだ」と、嘘を付いて陽向を人里に帰そうとします。この嘘を信じた陽向はショックすぎて、その場から立ち去ります。
「いい男に育ったな」という言葉の破壊力
その日の夜、考えがまとまった陽向はナギと離れて人里で暮らすことを決意。ナギに伝え、これまで赤ん坊のときから面倒を見てくれたナギに、陽向は泣きながらお礼を言います。
肩の荷が下りたナギは「いい男に育ったな」と、陽向にキス。急に長年想ってきたナギにキスされてストッパーが壊れた陽向は、そのままナギを押し倒してディープな方のキスをしてしまいます。
ところがナギの和服がいい感じで乱れたところでナギに鼻を嚙まれ、陽向の暴走は終了(笑)ナギを手籠めにすることは叶わず、代わりにナギに優しく抱きしめられます。
こうして翌朝、ナギの寝顔を目に焼き付けた陽向は人里へ。ナギが住む山に向かって「ずっと忘れないよ。オレの神さま」と言い残し、ナギの元を離れます。
まとめ
ナギの陽向を想う切ない嘘…。泣けます。そう!BLに必要不可欠であるこの切なさ!!どんなエ●より大事な要素だと思うんです。
でもエ●も大事なんで、そろそろナギの和服をグッチョグッチョのデッロデロのシーンをよろしくお願いします(黙)
次回の『神さまは陽だまりに眠る』は、2022年4月8日発売のリンクス2022年5月号に掲載未定となっています。
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