土地神さまのナギに育てられた陽向(ひなた)。「二十歳になるまで一緒にいて欲しい」とお願いして、十九年経った今でも想いを寄せるナギと一緒に暮らしている。
でもナギは人間である陽向の好意に応えられない様子。そんなある日、隣山の神さまが現れて――!?
著者 | 篠崎マイ |
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掲載雑誌 | リンクス 2021年 11月号 |
出版社 | 幻冬舎 |
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下記よりネタバレあり。ご注意ください。
全体評価
物語 | |
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絵柄 | |
助平 |
カップリング
神さまに育てられたイケメン人間・陽向
人妻感漂う神さま・ナギネタバレ感想『第三話』
これまでのお話『第一話』『第二話』の詳細は、コチラからご覧いただけます。


隣山の土地神さま・西郷
なんだか初っ端からブチギレ状態で現れた隣山の神さま・西郷(さいごう)。ナギが名づけ、そして育てた人間・陽向(ひなた)を見て、さらにイラ付いてます。
そのあまりの戦闘態勢ぶりにナギは陽向をお遣いに行かせて、西郷とふたりっきりで話をすることに。どうやら西郷はナギにある提案をするために、ナギの元まで来たようです。
信仰が失われつつあったナギの土地
一方 化けダヌキのフクと一緒に、ふもとの里まで買い出しに出掛けた陽向。そこでナギと西郷が昔っからの腐れ縁だと、フクに教えてもらいます。
しかしその後フクは「オレは西郷が嫌いだ…」と、言葉を詰まらせます。不思議に思う陽向でしたが、ずっと悩んでいたことをフクに相談。それは「二十歳になってもナギのそばにいたい」というもの。
フクからナギに取りなして欲しいと頼みます。けど「ナギの言うことは絶対だ」とフクに言われてしまい、陽向はしょんぼりします。そしてふもとの里に下り立った陽向はそこで、“ナギの土地の信仰が失われつつある”ことを知るのでした。
神さま×神さま
その頃 西郷とふたりっきりになったナギ。西郷から「このまま人間に信仰されないままだと、お前は消えてしまうぞ」と忠告されます。
それでもナギは「人間の生活が成り立っているなら、自分は消えてもいい」と答え…。耐えかねた西郷は「オレと番になって生き延びろ!」と、ナギを口説きます。
ところがナギは「陽向が二十歳になるまで見届けたいし、西郷と番になるつもりはない」と、誘いをキッパリと拒否。嫉妬に狂った西郷は、ナギを手籠めにしようと手に掛けます。
ナギが消える…!?
するとお遣いから戻ってきた陽向がその場に割って入り、コトは中断。手籠めコースを邪魔された西郷は、怒り心頭で陽向とにらみ合いになります。
神さま vs 人間 の争いでも決して怯むことない陽向は「オレはナギが好きだから、ずっとここでナギのそばにいるんだ」と言って、公開告白。ナギ、ちょっと感動してます。
しかし西郷から、今後“ナギが消える”という事実を知らされた陽向。動揺してフリーズしていると、これまで陽向にそれを隠してきたナギは激怒!!西郷に攻撃して追い返します。
まとめ
ナギは美人やし、陽向は爽やかイケメンやし、おまけに今回現れた隣山の神さま・西郷まで男前…!!顔面に神のご加護ありすぎて失神レベルですな。
神さまの西郷相手でも怯まない陽向が、実は天照大御神だったとかゆ~超展開に期待しつつ(笑)、続きは次号!
次回の『神さまは陽だまりに眠る』は、2022年2月9日発売のリンクス2022年3月号に掲載予定となっています。
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