どんなに危険でも、地の果てまで麻見(あさみ)に付いて行くと決めた秋仁(あきひと)。
しかしそこに待っていたものとは――!?
BL界に君臨し続ける【ファインダーシリーズ】。最大のピンチが訪れた怒涛の第11巻!
著者 | やまねあやの |
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レーベル | ビーボーイコミックスDX |
出版社 | リブレ |
試し読みあり
下記よりネタバレあり。ご注意ください。
全体評価
物語 | |
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絵柄 | |
助平 |
カップリング
元祖スパダリ帝王・麻見隆一
ロシアンマフィアの王子・ミハイル 香港マフィアの女神・飛龍(フェイロン)
ネタバレ感想
麻見(あさみ)を裏切った須藤(すどう)から、ブツの隠し場所を知らされた麻見&秋仁(あきひと)は、マカオ アウターハーバーへ向かうことに。

『プレイ イン アビス 奈落で祈りを 31話』BL界のスパダリ帝王、絶体絶命!
麻見(あさみ)に恋焦がれるあまり、麻見を裏切った元部下の須藤(すどう)はチェルノボグと接触。須藤は密売し損ねたブツと交換に、チェルノボグ(ロシアの反政府組織)に麻見を始末してくれるよう頼みます。
そんな罠だとは知らない麻見&秋仁は、須藤に指定された場所へ。麻見はブツを回収するべく建物の中に入りますが、秋仁には建物前で待つよう言い聞かせます。
そして麻見は建物内でブツを確認。――ところが!!須藤に指示され、待ち伏せしていたチェルノボグによって包囲&襲撃されてしまいます。
絶体絶命の麻見でしたが、そこにミハイル&飛龍(フェイロン)が加勢します。ただ麻見に会えて嬉しそうにする飛龍の姿を見て、ミハイル嫉妬。恋敵の麻見親方に、敵意剥き出しです。
『プレイ イン アビス 奈落で祈りを 32話』ロシアンマフィアの王子・ミハイルも、絶体絶命!
ところ変わって、建物前で待機していた秋仁。銃撃戦になっていると知り、麻見を守るために建物内に入ることを決意します。そして麻見がいる上の階まで、秋仁はひっそりと駆け上がります。
一方 建物内では、ミハイルがチェルノボグに所属している元部下のオッサンとタイマン勝負。「ミハイルを愛している」と、戦いながら口説いてくるオッサンに、ミハイルは「きめェんだよ、この変態オヤジ(俺は攻めだ)」と断固拒否します。※()は言ってない。
しかし戦いは変態オヤジのオッサンが優勢。ミハイルはナイフを突きつけられます。
『プレイ イン アビス 奈落で祈りを 最終話』絶体絶命の状況下でのプロポーズ
でも変態オヤジはミハイルにとどめを刺さず。利用価値のあるミハイルを、チェルノボグ組織に連れ帰ろうとします。
と、そのとき!愛しの飛龍が助けに現れ、ミハイルは形勢逆転!変態オヤジのオッサンを倒します。
一方 建物の上の階では、大勢の敵と交戦中の麻見。周りを囲まれ、マジのマジでヤバイ状況になります。そして我らがBL界の麻見親分も死を覚悟したとき…!!追ってきた秋仁に助けられ、麻見は敵を倒して勝利します。
ところがアツ~イ抱擁をしている最中、麻見は秋仁を庇うようにして撃たれてしまいます!!「お前を愛している」と言い残し、倒れた麻見を抱きかかえた秋仁は、麻見を撃った犯人・須藤を撃ち返します。
するとその直後 建物が崩れて、麻見&秋仁&須藤の三人は下の階に転落。秋仁は麻見を抱きかかえたまま「オレも麻見を愛してる」と言い、落下します。
『アフター プレイ イン アビス』悲しみに暮れる飛龍
変態オヤジのオッサンを倒したミハイル&飛龍チームは、崩れ行く建物から脱出。飛龍は麻見と秋仁を探しますが、転落して事切れているふたりを発見し、絶句します。
――それから一か月後、その光景が頭から離れず悪夢にうなされるようになった飛龍。世話係の陶(タオ)も心配しています。
そこで飛龍が向かった先はミハイルの元。「あなたが眠らせてくれますか?」と誘い、ミハイルとホテルにしけ込みます。
女豹のようにミハイルのビッグマグナムを愛撫する飛龍。しかし野獣化したミハイルによって、飛龍の尻が流血。それでも飛龍は「もっと強く…」とミハイルを求めます。
スッキリした飛龍は、その足で病院へ。一か月前の戦闘&転落後、ふたりそろって昏睡状態になった麻見と秋仁を見舞います。そして麻見に「あなたを殺すのは私なんですから目を醒ましてください」と言って、飛龍は手を握ります。
『イノセント アイズ』異国の地で再会した麻見と秋仁
麻見の意識が戻った頃、須藤を助けるために坂崎(さかざき)が賊を引き連れて病院に奇襲をかけます。
須藤を回収した坂崎ですが、麻見はすでに何者かに攫われたあと。ズラかろうとしたとき、ちょうど意識が戻った秋仁を発見します…。
こうして病院襲撃事件から五ヶ月後――。
腹違いの兄・マクシムの邸に匿われている麻見は杖をついての隠居生活↓。このひょっこり出てきた兄・マクシムによって、先に麻見は攫われたようです。
ただワルシャワで再会した秋仁は、どこかしおらしく素直。いままでどうしていたのかも「あまりわからない」と話す秋仁に、麻見は「敵の罠か?」と思い警戒します。
でも秋仁からキスされ、誘われたため麻見の思考回路は停止(笑)数か月ぶりに秋仁のカラダを堪能します。ところが下半身が繋がったコトの最中、いきなりナイフを持ち出した秋仁!
「バイバイ、アサミさん」と言い放ち、麻見にナイフを向けます。
『高羽秋仁のパンプキンプリンが消えた日』
シリアスな本編とは打って変わって、ラブい日常のお話。秋仁は大事なパンプキンプリンを食べた犯人が麻見だと疑います。
濡れ衣を着せられた麻見は怒り、なつかしのシオンVIPルームで秋仁をお仕置き。しかしやっぱり犯人は麻見でした★というお話。
『あとがき』
やまの先生は、今年で作家生活20年目になるそうで…感無量です。
ちなみにヘタレワンコ化しているミハイルと、コワーい飛龍のふたりの進展が楽しみだそうです。
まとめ
プレイ イン アビスでは、マジで奈落までいっちゃった麻見親分と秋仁。しかも再会した秋仁にナイフを向けられ…いくらなんでも麻見親分のアレも縮み上がります。
ともあれ麻見親分が不在の隙に、ミハイルは早く飛龍のハートを奪っちまえばいいと思います。
試し読みあり