吸血鬼組織『FANGS』が人間と共存する世界。突如吸血鬼になってしまったエンは、組織の保護者・イチイと同じく吸血鬼として生きることに。
そんな二人はエンの二十歳の誕生日にカラダだけではなく、ようやく心も繋がりついに恋人同士の関係になる。ところが謎の男・メギが現れ、イチイにキスをしたことで二人の仲に亀裂が入り――!?
著者 | ビリー・バリバリー |
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掲載雑誌 | リンクス 2022年 11月号 |
出版社 | 幻冬舎 |
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下記よりネタバレあり。ご注意ください。
全体評価
物語 | |
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絵柄 | |
キャラクター | |
助平 |
カップリング
訳ありイケメン吸血鬼・イチイ
愛されワンコの新人吸血鬼・エンネタバレ感想『NO.13』
『NO.12』のお話はコチラ。
前回の
また『NO.11』までが収録されている、最新刊『FANGS(2巻)』の詳細はコチラからご覧いただけます。
『FANGS(1巻)』も合わせてどうぞ。

またしても口を紡ぐイチイ
イチイの口から「俺は昔、メギとペアリングしていて、メギのハレムの一員だった…」と、打ち明けられたエン。正直かなり動揺してます。
しかもメギはイチイ含め100人以上と集団ペアリングしていたそうで、まさに異常。そんな狂ってるメギと、50年も一緒にいたイチイまでエンは遠い存在に感じてしまいます。
そしてイチイとメギの関係が終わったキッカケとなった『ハレム崩壊事件』について、訊いてみることにしたエン。しかし「どうしてもエンには言えない…」と口を紡ぐイチイに、エンは失望。同棲している家を飛び出します。
「俺だけが過去のことを何も知らない」
ひょんなことから吸血鬼になって、もう頼れるのはイチイしかいないのに、肝心な事は教えてくれないイチイに失望したエン。もうすぐ夜が明ける時間だというのに歩き回り、ようやくスギの家にたどり着きます。
そしてエンは泣き腫らした目で、スギにざっくりとした事情を説明。「俺だけが過去のことを何も知らない」と、訴えます。紳士に相談に乗るスギは「とりあえず少し眠ろう」と言って、優しくエンを寝かせてあげるのでした。スギ、まるでママン。
まとめ
泣いて飛び出したエンが助けを求めたのは、ママのように優しいのスギのもと。スギ自身も昔、ペアリングしていた相手と死別しているので、エンの苦しい気持ちを分かってあげられるようですね。
次回の『FANGS』NO.14は、2022年12月9日発売のリンクス2023年1月号に掲載予定となっています。
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