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皇帝と宦官【ネタバレ感想】日野晶

皇帝と宦官【ネタバレ感想】日野晶
あらすじ

あどけなく天真爛漫な宦官・海燕(カイエン)は、宮廷で下働きをしている。
しかし何をやっても叱られてばかりの海燕は、ある日 エラそうな男に街の案内を頼まれ――!?
中国王朝を基にした歴史ロマン!

 

 

著者 日野晶
レーベル ビーボーイコミックスDX
出版社 リブレ

試し読みあり

 

下記よりネタバレあり。ご注意ください。

全体評価

物語
絵柄
助平

カップリング

執着系皇帝ショタ宦官・海燕
サイコパス皇太子美人宦官・麗琳

ネタバレ感想

このお話に出てくる受けは宦官(かんがん)です。性描写が普通のBLと異なるため、ある意味上級者向けになります。苦手な方はUターンしてください。

『皇帝と宦官』中国王朝が舞台の歴史BL

歌や劇を披露する学芸官の海燕(カイエン)はいわゆる宦官。おintinをちょん切ることで、宮廷で働くことを許されています。

BL式部
BL式部
その理由は皇帝の妃と間違いがおきないため。しっかしまぁ、大切なおtinをちょん切るとは…。

性格は楽天家で明るい海燕ですが、芸事ではまるっきり落ちこぼれ。花形役者で兄貴分の美人宦官・麗琳(レイリン)にいつも怒られています。
そんなある日、エラそうなオッサンに街の案内を頼まれた海燕。一緒に街で飲んだくれているうちに親しくなり、オッサンと仲良くなります。
ところがその晩、能天気に帰ってた海燕を麗琳はベッドでお仕置き。ただしふたりとも宦官なもんでサオ役が不在。麗琳は「なんで私におtintinがないんだ…っ」と、悔しがります。

『皇帝と宦官』皇帝の愛妾になった宦官

後日、皇帝に夜伽を申しつけられた海燕。しかし部屋に着くとそこにいたのは先日のオッサン!!それでもオッサンが皇帝だと気付かない海燕は、ただただオッサンが好きで抱かれます。
すると翌日、「あなたは皇帝の愛妾です」と言われたことでやっと海燕は全てを理解。お世話係にかつての兄貴分・麗琳が来てくれて、皇帝の愛人の座に収まります。
それから海燕は、皇帝と夢のような幸せな生活を送ります。ところが何者かによって、海燕は宮廷から連れ去られてしまいます。

『皇帝と宦官』宦官×宦官

拉致された海燕が連れて来られたのは、なぜか麗琳の家。麗琳は暗殺されそうになっていた海燕を助け、自分の家で保護していたのでした。
そして正義のヒーローになってオラついた麗琳は海燕に「結婚しよう」と、プロポーズ。しかし皇帝のことが好きな海燕は、やんわり拒否します。
一方 愛しい海燕が連れ去られて激オコの皇帝。目が完全にイっちゃって↓、海燕不足の禁断症状が出ています。

『皇帝と宦官』ヤンデレ彼氏化する皇帝

プロポーズを拒否されても、麗琳は結婚する気まんまん。でも皇帝に会いたくなった海燕は、麗琳の家を抜け出します。
丁度 皇帝も海燕を奪還するため麗琳の家を包囲していたので、海燕は皇帝の胸にダイブ!これでようやく皇帝の海燕不足が解消され、機嫌が直ります。
そして海燕を宮廷に連れ帰った皇帝は、鳥籠に囲うようにして海燕をベッドで可愛がります。こうして結構ヤンデレ化しちゃった皇帝ですが、天然な海燕はまったく気にもせず(笑)
その頃、海燕が去ってしまい皇帝の軍隊に包囲された麗琳。もうどうでも良くなって沈んでいると、皇帝の息子・皇太子が代わりにやってきます。

『皇帝と宦官』愛妾じゃなくて、ただの犬

「海燕と結婚しようとしていた罰として麗琳を殺せ」という、命令をされていた皇太子。でも宦官好きの皇太子は、麗琳を自分の邸にお持ち帰りします。
麗琳は「皇太子の愛妾になれるなら…」と、しめしめ。ところが優男かと思った皇太子は、ベッドでは超・絶倫!!ヘロヘロになった麗琳は、自分が愛妾ではなくただの“犬”として扱われていることを知ります…。
だから麗琳は、ベッドで犬耳コスプレ↓させられたんですね。ま、可愛いからイイんですけどね。

『皇帝と宦官』ただの犬じゃなくて…?

まだ麗琳に怒っている皇帝は、皇太子に「麗琳の首を持ってこい」と命令。でも麗琳を守るために皇太子は“麗琳がもう海燕に手を出さないほど皇太子を好き”ということを、皇帝に見せつけることに。
そのために麗琳を調教しますが、犬扱いされるのが我慢できない麗琳。ふさぎ込んでいると、同僚の宦官から「皇太子は身を呈して、皇帝から麗琳を守っている」と、聞かされます。
申し訳なく思った麗琳は、自ら殺してほしいと懇願。でも皇太子は「お前は私のものだ」と言い、麗琳にキスします。

『皇帝と宦官』「宦官になって良かった」

皇太子が激怒したことで、麗琳は宦官としてしぶとく生きていくことを決意。そこで海燕に手紙を出し、今度宮廷で劇に出演してくれと頼みます。
そして後日、宮廷で劇を披露する海燕は、観客席にいた麗琳を見つけて嬉しそうに話しかけます。しかしその場にいたヤンデレ皇帝は激高!!麗琳を殺そうとします。
でも海燕はそれを止めさせ「麗琳は俺の兄ちゃんみたいなもんなんだ」と制し、皇帝の怒りを納めます。
これでようやく海燕と結婚しようとしていた罪を赦された麗琳。その晩、これまで自分のために皇帝から庇い続けてくれた皇太子に「ずっと仕えさせてください」と、お願いします。
もちろんOKの皇太子はその申し出を受け入れ、●年後。いくつになってもラブラブな皇太子と麗琳は、真昼間の宮廷でヤりまくりなのでした。

『宦官小噺 -春の徒然夢うつつ-』

腹黒皇太子は宦官で遊ぶのが大好き。おtintinが無い海燕と麗琳に男のシンボルのオモチャを股間に付けさせて遊んでいます(笑)
てのは冗談で、麗琳が好きすぎる皇太子のただのおふざけでした。

『あとがき』

宦官という新たなBLの扉を開いた日野先生は、天才だと思います。

まとめ

個人的に表紙の皇帝×海燕より、皇太子×麗琳の方が恋に落ちていくサマがドラマチックでおすすめです。
宦官という特殊なジャンルですが、絵も物語も良いので一度は読んでほしい一冊です。

試し読みあり

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