フェロモン症をきっかけに付き合いが始まった辰見（たつみ）と戌井（いぬい）。現在は紆余曲折ありながらも、順調なラブラブ同棲生活を満喫している。
ところが将来像の違いをきっかけにすれ違ってしまい――…。前作『ドラッグレス・セックス辰見と戌井』待望の続刊！！ついに辰見の本名が明らかになる「名前で呼ばせて編」等の番外編も収録。
| 著者 | エンゾウ |
|---|---|
| レーベル | バンブーコミックス 麗人セレクション |
| 出版社 | 竹書房 |
試し読みあり
下記よりネタバレあり。ご注意ください。
全体評価
| 物語 | |
|---|---|
| 絵柄 | |
| 助平 |
カップリング
執着強めな絶倫オタク・戌井ほだされチョロイケメン・辰見
ネタバレ感想
これまでの戌井と辰見が主人公のお話『ドラッグレス・セックス』、『ドラッグレス・セックス［辰見と戌井］』の詳細はコチラからどうぞ。
『ドラッグレス・セックス［辰見と戌井Ⅱ］rerurn』
大学生の辰見（たつみ）と戌井（いぬい）は、前作に引き続き同棲中。フェロモンを抑制する抑制剤も効かないくらいお互いを好き合ってるふたりは、冒頭1ページ目からやっぱり合体してました（笑）
そしたら前作でクジラ並に潮を吹いた辰見が、今回はプレイ中に黄金の聖水をおもらし。そんな気持ち良すぎてヘロヘロになった辰見の姿に、またもやプッツンきてしまった戌井。絶倫王にオレはなると言わんばかりに辰見を抱き潰します。
けど戌井に好き勝手抱かれまくった辰見も、も～我慢の限界！「抑制剤ちゃんと飲め」と、わざと飲まないでセッ●スしていた戌井にブチギレて家出します。
そのあと戌井は辰見の家出先の実家に、ギャン泣きしながら平謝りしに行きます。辰見は戌井が謝りに来るのを内心待っていたようで、ラブラブ同棲ハウスに一緒に帰ります。
家に帰ってから仲直りセッ●スをしたふたりでしたが、反省している戌井は一回だけで我慢しようとします。そんな健気な絶倫彼氏の姿にキュンときた辰見は自分から「もう一回…」と、おねだりするのでした。
『ドラッグレス・セックス［辰見と戌井Ⅱ］名前で呼ばせて編』
自宅ソファで、辰見に膝枕してもらっている戌井。「こんな世紀の万年ラブラブカップルなのに、いまだに苗字呼びとか嫌なんだけど」と、苗字で呼び合ってる現状に対してスネます（笑）
辰見はというと、自分の下の名前にコンプレックスがあるので即却下。“龍虎（りゅうこ）”という、ちょっと変わった名前で呼ばれるのを嫌がります。
その様子に戌井はオタクっぽい理屈を並べ「“龍虎”ってゆう、字面の二次元感が抜群すぎる！！！！」と決死のフォロー。なんとか辰見に、龍虎呼びをOKしてもらうのでした。
『ドラッグレス・セックス［辰見と戌井Ⅱ］温泉行こー編』
いつの間にか時が経ち、アラサーになった辰見と戌井。ってゆーか夫婦になったふたり、辰見のフルネームが“戌井龍虎”になっています。
仕事の休日を利用して、温泉旅行に来ています。んで早速、貸切露天風呂でイチャイチャスタート。学生時代より熟した雰囲気になった辰見は、自分から進んで戌井にご奉仕。熟女レベルの吸引力を発揮します。
淫らな辰見の姿に戌井の制御スイッチもオフモードが壊れ、露天風呂で一回、部屋で一回…と、いくつになっても万年ラブラブカップルなのでした。
『ドラッグレス・セックス［辰見と戌井Ⅱ］#1』
時は戻り、大学生の辰見と戌井。とあるデートの日、戌井の好きなオタク映画館を一緒に観に行きます。
行く途中、女子にナンパされた辰見でしたが、もう戌井のことしか考えられないので華麗にスルー。辰見の一途な気持ちは戌井にもちゃんと伝わっていて、映画中手を握り合いラブラブします。
それどころか辰見の戌井への愛は深まるばかりで、戌井のイケメンさを隠すためにわざと白い服を着させなかったり、前髪を伸ばしたままにさせたり。辰見の戌井への独占欲はマシマシになってます。
同棲ハウスに帰宅後は「抑制剤なしでヤろーぜ」と、辰見自らお誘いしてレッツプレイ！！自分から戌井に乗っかって、何ラウンドもして欲しいとおねだりしちゃいます。
――というゲロ甘同棲イチャつきラブラブ話を聴かされた、高校時代からの友人A・Bは「だっっっrrrrrrrrる（誉め言葉）」の一言（笑）順調そのものの辰見戌井カップルを、あたたかく見守ります。
しかし話の流れで結婚に前向きな戌井と、結婚に対して「するわけねーだろ」と、拒否反応を示す辰見の意見がすれ違ってしまい…。将来像の違いが露見してしまったふたりはギクシャクしてしまいます。
『ドラッグレス・セックス［辰見と戌井Ⅱ］#2』
辰見の“絶対結婚しない宣言”が地味にショックだった戌井。もしかしたら将来、辰見に捨てられるかもしれないと夢にまで出てきてしまいます。
そんなふさぎ込んだ戌井のために、大学のオタク仲間がイベント遠征を計画。喜んだ戌井はテンションを上げて、遠征費用を稼ぐためにバイトを増やします。
一方 辰見の結婚に対して拒否反応は、過去のトラウマが原因のよう。けどそれを打ち明けられない辰見…。とりあえず元気のない戌井のために、夕食を作ってあげようとします。
ところがバイト三昧でろくに同棲ハウスに帰ってこない戌井は、オタク仲間と電話ばかり。そんな戌井の態度にカッとなった辰見は、戌井に平手打ちします。
殴られた戌井は「辰見は何でこんなにオレが好きなのに、将来結婚しないってゆーの？」と、これまで抑えてきた不満をボソリ。これに辰見は過去のトラウマを思い出し「愛してるって言っても、どうせ冷めるんだ！！」と言い残して出て行きます。
『ドラッグレス・セックス［辰見と戌井Ⅱ］#3』
辰見が同棲ハウスから出て行ったあと、高校時代からの友人A・Bに相談することにした戌井。そこで辰見の両親が離婚していて、辰見の父親が家を出て行った過去を教えてもらいます。
それでも戌井は、こんなに毎日「愛してる」と伝えていても、辰見には信じてもらえていなかったことが大ショック。どうしたらこの想いが伝わるのか、一人で悶々と考えることにします。
一方 絶賛家出中の辰見。家出先の実家で、いつもの喧嘩のときみたいに戌井が泣きながら謝りに来ることを期待します。しかし二週間経っても戌井はやってきません。
戌井への独占欲と寂しさでぐちゃぐちゃになった辰見は、自家発電を開始。戌井にされてるときの事を思い浮かべて、尻をフル活用してフィニッシュします。けど賢者タイムになって虚しさが溢れた辰見は涙が止まりません。
まとめ
おかえり辰見＆戌井！！ってことで待ち望んでいた続編。辰見が昔ヤリチンだったわけは、愛が信じられない家庭環境で育ったからだったんですね…。ただのヤンキーじゃなかった（笑）
戌井はベッドシーンの鬼畜さと普段の弱腰とじゃ、まるで別人レベルに豹変するんですが…。そこが最高なんです。
試し読みあり
