社会人になった久住春彦(くずみはるひこ)と、小説家・木島理生(きじまりお)は現在遠距離恋愛中。
ところが久々に会った木島は、過去に久住にさせていた“口述筆記で代筆”を若い男にさせていて――。
『ポルノグラファー』待望の続編!!
著者 | 丸木戸マキ |
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レーベル | on BLUE comics |
出版社 | 祥伝社 |
試し読みあり
下記よりネタバレあり。ご注意ください。
全体評価
物語 | |
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絵柄 | |
助平 |
カップリング
健全な若者(社会人)・久住春彦×情緒不安定(小説家)・木島理生
ネタバレ感想
『ポルノグラファー』の続編。社会人になった久住と、小説家・木島のその後のお話。

『第一話』木島、情緒不安定
小説家の木島理生(きじまりお)は、田舎の実家でのんびり隠居生活中。一方 恋人の久住春彦(くずみはるひこ)は社会人になって、東京で忙しい日々を送っています。
それでも久住は休日になったら何時間かかっても木島に会いに。ところがそんな愛の溢れる久住に「浮気くらいしていいのに~」と、木島は余裕をぶっこきます。
するとそれからしばらく、久住からの連絡が途切れ木島は情緒不安定に。そんなとき『ポルノグラファー』のときと同じく、不慮の事故で腕をケガさせられた木島(笑)
寂しさを紛らわそうと、加害者親子の若い息子に目をつけ…。木島は久住のときと同じように“口述筆記で代筆”してほしいと、息子に要求します。ちなみにこの若い息子・静雄(しずお)が主人公のお話はコチラ。

『第二話』情緒不安定、続く
ところがその場に遠路はるばる東京から久住が登場。木島に会うために田舎にやってきました。
それなのに昔の自分との思い出の“口述筆記で代筆”をやらせてる木島にイラ。痴話ゲンカに発展しますが『ポルノグラファー』の時より大人になった久住、悪さをした木島を許します。
そしてイジイジいじけモードの木島に「俺を信じて」とお願い。しかし木島は「僕は自分が信じられない」と、相変わらず情緒不安定。
不穏な空気流れる中、木島をケガさせた加害者親子の母親が倒れます。
『第三話』ちょっとまともになる木島
そのまま加害者親子の母親は入院になり、久しぶりのラブラブデートどころではなくなった久住と木島。
しかもせっかくの休みの日に会いに来てくれた久住に、優しさの欠片もない態度をとる木島。これに働きづめでストレスが溜まってる久住はも~我慢の限界!
「東京に帰って頭を冷やします」と、置手紙を残して木島の前から去ります。するとそれを見かねた加害者親子の母親(スナックのママ)が木島にお説教。
こうしてようやくいじけモードを脱出した木島は、久住を追って東京に!ところが久住から「まだ田舎にいます」と電話が入り、木島は東京からとんぼ返りすることに(笑)
『第四話』久住と生きていきたい木島
しかし田舎に引き返そうにも所持金がなくなってしまった木島。そこでたったひとりの友人・城戸(きど)を呼び出します。
すると城戸は、過去のイザコザで木島を傷付けたことを謝罪。なんでもないフリをする木島は、これからも城戸とズットモでいたいと思うのでした…。
城戸と木島の過去の関係については『インディゴの気分』をご覧ください。

そして急いで久住が待つ田舎へ帰った木島。素直に久住に謝って「どうしていいか分からないくらい好きだ」と、改めて愛の告白をします。
久住もこれにキッスで答えていい雰囲気になりますが、ここは木島の実家がある田舎。木島ファミリーがいるのでイチャラブは中断。(だがBまではする)
こうして久住は東京に帰りまた遠距離恋愛になるふたり。でも木島は「久住と生きていきたい」と思い、近いうち東京に行くことを密かに決めるのでした。
『番外編 続・春的生活』
木島は、城戸との過去の秘密(カラダの関係は除く)を久住に打ち明けます。
そんな久住は木島が好きすぎて、東京で広めに部屋を借りて「同棲してください」と木島にお願い。意外と束縛カレシです。
『追 伸』
ほんでそのまま同棲を始めた久住と木島。
やっぱり久住は木島の安定剤のようで、あんな情緒不安定だった木島が優しい嘘をつきます。
まとめ
『ポルノグラファー』のときは無垢な大学生の久住に手を出す、エッ●なお兄さんだった木島が…!!
この続編では「久住くんじゃなきゃらめぇ」的な寂しがり屋の子猫ちゃんに(笑)
でも久住くんのイケメン度も上がっていたのでまぁしょうがないでしょう!!木島はん、もっと色気出してエエんやで!?
試し読みあり