手中に落としていいですか【ネタバレ感想】くれの又秋

あらすじ

やり手のゲイビ男優スカウトマンである巳鹿島(みかじま)は、街で見かけた素人っぽい童顔男子・新田(にった)に声を掛ける。
そうとは知らない新田は、共通の趣味を持つ巳鹿島に心を許していくのだが――！？

著者	くれの又秋
レーベル	リキューレコミックス
出版社	オーバーラップ

試し読みあり

下記よりネタバレあり。ご注意ください。

全体評価
カップリング
ネタバレ感想
まとめ

全体評価

物語
絵柄
助平

カップリング

糸目スカウトマン・巳鹿島ほだされ警官・新田

ネタバレ感想

『第1話』ゲイビ男優のスカウト方法

街角で道行くメンズたちをエ●い視線で吟味する巳鹿島(みかじま)は、ゲイビ男優のスカウトマン。かっちりスーツを着た優男で、目は決して開けないタイプの糸目です。もう完全にこの人。

んでそこに通りかかった童顔男子・新田(にった)に目を付けた巳鹿島。偶然を装って、カフェで小説を読んでいた新田に声を掛けます。
巳鹿島は「私もあなたが読んでいる小説家の大ファンなんです」と、言葉巧みに取り入り、見事新田を自宅に誘い込むことに成功。新田はというと、共通の趣味の人に出会えたことに感激してます。
そして上手い料理と酒で新田を酔わせた巳鹿島は、童顔の新田にはアンバランスな8パックに割れた腹筋を見てムラッ！！イタズラが止まらなくなり、服の上から新田を昇天させます。
んでコトが終わり、酔いつぶれた新田に自分がゲイビ男優のスカウトマンであることを明かす巳鹿島。しかしそれから一週間経っても、新田からスカウトの返事は来ないのでした。

『第2話』個人的に口説き落とす

新田からの返事がなくてショボくれてた矢先、巳鹿島は街でお巡りさんに声を掛けられます。そしたらそのお巡りさんが、なんと新田！！
ビックリしたまま巳鹿島は署まで連行され…「まさかタイホ！？」とガクブルしていた矢先、新田から猛烈に謝罪されます。なんでも一週間前のコトを全く憶えてないようで、巳鹿島に謝りたかったようです。
「これはラッキー」と思った巳鹿島。今度は新田のことを個人的に口説き落とそうと、もう一度自宅に招きます。

BL式部

新田から連絡がなかった一週間で、巳鹿島は新田に本気になっちゃったようですな。

そしてただ食事に来た新田に、一服盛った巳鹿島（笑）カラダが火照った新田に、またエ●いイタズラをします。
しかしこの行為で一週間前のコトをすべて思い出した新田。「俺はあんたと友人になりたいと思ってたのに…」と、涙しますが、また不本意にも巳鹿島に昇天させられてしまいます。

『第3話』狙われた警察官

後日、職場の交番でうなだれる新田。原因はもちろん巳鹿島とのこと。巳鹿島が何をしたくて自分に2回も手を出すのか分からず、頭を抱えます。
しかも今度また会うキッカケにと、無理矢理洋服を貸してこられ…。新田はまたもや巳鹿島の自宅に行くハメになります。
するとそこに巳鹿島と一緒にいたのは、新田が大ファンの小説家！！腐れ縁だというその二人の関係に、新田は驚きます。
巳鹿島はというと、憧れの小説家相手にドキドキしている新田を凝視。そして帰り際嫉妬が頂点に達した巳鹿島。「新田さんを僕のものにしたい」と言って、新田にキスします。

『第4話』スカウトマンへの偏見

しかし新田は「俺をからかって遊んでたんだな」と、逆上。直球ストレートに告ってくる巳鹿島に腹が立ち、巳鹿島がゲイビ男優のスカウトマンをしていることも「低俗」と、貶してしまいます。

BL式部

けど歯の浮くような巳鹿島の口説き文句に、新田はちょっとときめいてしまいます。

それからしばらく経った頃、新田が勤務する交番に憧れの小説家が訪ねてきます。そしてさり気なく、新田に巳鹿島のいい所をアピールする小説家。今晩の食事会をセッティングし、新田と巳鹿島が話し合える機会を作ってやります。
こうして再会した新田と巳鹿島は、再び大好きな小説の話に花が咲き…。新田の巳鹿島への警戒心も解け、飲み明かします。
そして酔いつぶれた新田をホテルに連れ込んだ巳鹿島。今回は何もせず大人しく帰ろうとすると、新田に呼び止められます。

『第5話』ほだされ警官ついに喰われる

急に呼び止められた巳鹿島は、先日新田にスカウトマンであることを貶されたことを謝罪されます。プラス「告白の返事は出来ない」という悲しいお知らせも。
それでも「まだイケそう…」と踏んだ巳鹿島は、「貶したお詫びに1分間キスさせて」とお願いします。新田はまんまと巳鹿島の口車に乗せられ、それを承諾。巳鹿島の1分間の神テクに陥落します。
そしてそのまま本番まで流されてしまった新田。巳鹿島に「あんたが勝手に惚れたんだろ」と、無自覚に煽ってしまい、尻の純潔を奪われます。
後日、勤務先の交番で悩む新田。巳鹿島にほだされかかっている自分に焦りつつ、遊びに来た巳鹿島を睨みつけます。