男子高校生の有澄渉(ありすみわたる)が夢から覚めると、そこは異世界!すべての人間が男だけになっていた。
しかも親友だったハズの大楯(おおだて)とは、恋人同士の間柄になっていて流されるままエッ●。途方に暮れる有澄はそれでも「別の世界から来た」と、大楯に説明するのだが――!?
著者 | 香坂透 |
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掲載雑誌 | リンクス 2021年 11月号 |
出版社 | 幻冬舎 |
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下記よりネタバレあり。ご注意ください。
全体評価
物語 | |
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絵柄 | |
助平 |
カップリング
元親友・大楯
男しかいない国に迷い込んだアリス・有澄渉ネタバレ感想『第三話』
香坂透先生と言えば言わずと知れた『お金がないっ』ですが、それは一旦お休み。代わりに新たな新連載『男しかいない国のアリス』が始まりました!第一話、第二話のあらすじはコチラからどうぞ。


“男しかいない世界”の登校風景
「別の世界から来た」と、親友の大楯(おおだて)に打ち明けた有澄(ありすみ)は、なんとか大楯と親友の関係になれないか提案。でもこの“男しかいない世界”のふたりは普段からとんでもなくバカップルのようで、登校中でもベタベタしまくっているよう。
観念した有澄は人目があるときだけ、大楯とイチャつくことを承諾します。しかし「有澄が本気で好きなんだ」と、登校中でも愛のセリフを囁きキスしてくる大楯に、有澄もなんだかその気になってしまい…。尻が疼きます。
と、そのとき!同じく登校中の冴木(さえき)という友達を発見した有澄。こっちの世界で再会したのが嬉しくて、冴木に話しかけに行きます。
ところが“男しかいない世界”の冴木は有澄とは口も聞いたことが無いらしく、冷たくあしらわれてしまいます。
“男しかいない世界”で孤独な有澄
超常現象好きのオカルト友達として、別の世界ではマブダチだった冴木と有澄。しかし“男しかいない世界”の冴木に突き放されて有澄は大ショック…。保健体育の授業中、考え込んでしまいます。
そしたら居眠りしていると勘違いされた有澄は、教師に「模型を使って、避孕具(ひようぐ)の装着実践をしろ」と、指名されてしまいます。
しかもクラスメイトから「大楯と実践しまくってるから、余裕でゴムくらい装着できるだろ~」と、有澄はツッコミを入れられてしまい…。恥ずかしさも相まって「元いた別の世界に帰れなかったらどうしよう…」と倒れそうになってしまいます。
どっちの世界でも趣味は同じだった件
すると助けてくれたのは、あの塩対応だった冴木!有澄を具合が悪いからと保健室に連れていき、さりげなく有澄のピンチを救ってくれます。
そして有澄は、冴木のその優しさに感動して暴走(笑)保健室のベッドでサボる冴木に「超常現象とか興味ある…!?」と、思い切って訊いてみます。
そしたら“男しかいない世界”の冴木もバリバリのオカルト趣味だったようで、話したこともない有澄がなぜそれを知っているのか疑問に。有澄を保健室のベッドに押し倒します。
“ゴミ彼氏”呼ばわりされる大楯
また男にヤラれてしまうかもしれない危機感を抱いた有澄は、別の世界から来たことを冴木に打ち明けます。
そしたら超常現象好きの冴木はアッサリそれを信じて、有澄とハグ!やっと誰かに理解してもらえたことが嬉しくて、有澄も冴木に熱いハグで応えます。
ところがその場に大楯が駆け付け…。ベッドで抱き合う有澄(恋人)と冴木を見て、大激怒!!冴木を前回のモブ同様フルボッコにしようとしますが、イケメン補正がかかっている冴木は反撃。
「有澄が別の世界から来たとかゆ~話、大楯は信じてないんだろ?オレは有澄を信じるぜ」と、宣戦布告します。しかも“ゴミ彼氏”とまで不名誉なあだ名を付けられた大楯は、冴木に一歩リードされるのでした。
まとめ
“男しかいない世界”では大楯だけじゃなく、冴木にもアプローチされてしまう有澄。とんだモテ子ちゃんです。
イケメンふたりに挟まれて、正直どっちとくっ付いても【イケメン×美少年】なんで…読者としては何の問題もなく美味しくいただけます(小声)。
次回の『男しかいない国のアリス』は、2021年12月9日発売のリンクス2022年1月号に掲載予定となっています。
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